Team CRC Japan2013レポート(5)




ヤッキーさんから今年一本目のレポートが届きました。今回も読み応え十分の内容です


皆さん こんにちはTEAM CRC JAPANのヤッキーです。

前回のレポートからかなり間が空いてしまいましたが、今回は三重県四日市にあるSAM Speed Wayさんで2月17日行われた月例レースのレポートです。

1302-1

まずSAM Speed Wayさんをご紹介します。このサーキットは大きなショッピングモールの一角にあり駐車場は数千台、ピットはもちろん各コースも空調が効いており夏冬問わず快適です。本コースのカーペット、ピットの左右にはドリフト、ミニッツコース、ショップ、ミニ四駆と様々なコースがあります。

レースが行われたカーペットコース

1302-21302-22

レイアウトは不定期に変更になり今回は反時計回りです。それではまずレースに備え前日夕方入りしたので練習レポートからです。

このサーキットは無臭タイプのグリップ剤なら何でもOKとなっいてるためハイグリップです。空調も効いているのでコンディションもあまり変わらず1/12が多くなると簡単にハイサイドします。

クルマは先に発売になったAltered Ego仕様です

1302-3

練習のテーマはボディ、フロントタイヤです。まずフロントタイヤをラバー系PM3 A38、スポンジ系ZAC38に絞りテストしたところどちらも問題なく走ってしまいチョイスに困りました。

リヤは35(スポンジ系)で決まりなんですがフロントタイヤに35を使うとラバー系は曲がりが足りず(初期反応がない)スポンジ系だと後半フロント勝ちになりラップが落ちます。なので38度がどちらもベストとなります。

ボディは通常AMRなのですがTR12をテストしてみました。AMR(リヤにリップを3mm足した仕様)と比べると高速コーナーで曲がりが足りなかったので前をなるべく低く載せ後ろを上げてやってみたところ私のクルマだと高速も曲がるようになり問題なくなりましたが、練習日の路面だとリヤが少し軽い感じでした。

結局この日は気温がかなり低く珍しく路面も今一だったのでタイヤ・ボディはレース前の練習で決めることに。

(オープン10:00 レース開始12:00なので当日でも2時間練習可能)

そしてレース当日

SAMさんレースは5カテゴリー(詳細はHP参照)あり、これを各カテゴリー予選3回決勝1回Bメインのあるカテゴリーは1位のみ勝ち上がりとなります。当日はのべ参加台数65台と大盛況でした。これはコース環境だけではなく良い感じの店長さんの人柄にもよるでしょう。

それと、とてもキレイな店長の奥さんはミニ、FI、Sクラスの3カテゴリーにも出場してラジコンもお上手なので必見ですよ。

1302-41302-44

ではまずレース前の練習から。ここでやらなければならないのはタイヤ慣らしです。特にPM3 Aコンパウンドは二回目(中古)が良くボディはAMRのままひたすらタイヤ慣らしをしました。路面は朝一から昨日よりかなり良くなってます。ボディは悩みましたが結局AMRに決めてタイヤは予選1,2ラウンド交互に使いタイムの良い方を3ラウンド目に使う作戦です。

SAMさんのレースで難しいのは、1/12だけのレースではないためゴムタイヤのカテゴリー参加台数によって路面が変わります。これを読むのは中々難しくそして面白いところなんですが。

これを踏まえ、路面変化にあまり左右されないセットとタイヤを見つけ出すのが肝となります。今回は1/12クラス参加人数11名と少なめですが、皆さん頻繁に練習しておりかなりレベルが高いですし、私と同じく12大好きな方々ばかりで楽しいです。

Aメインは5台と狭き門です。

【予選1ラウンド】

1/12クラスは6台、5台と組み分けされ私は最初のヒートでした。

FタイヤPM3A38 41.8mm (中古)グリップ剤塗り幅10mm

RタイヤPM3G35 42.0mm (中古)

車高前3.5mm後ろ4.0mm

スタートして計測ラインまで3/4周回るのですが計測ラインの手前で内側フェンスに引っかけ

計測ラインを飛び越えて外周フェンスに激突してしまい左リヤボディポストが折れ万事休す(汗)

左だけボディが完全に路面と擦ってます。リタイヤしようと思いましたが

何とか走れそうだったので恐ろしい右ボディアンダーと格闘しながらゴール。

結果は見るべきもなく、絶好調小出選手が50周入れて暫定トップ

1302-5

総合結果の発表はなく各ヒート毎です。

【予選2ラウンド】

FタイヤZAC38 41.5mm (中古)グリップ剤塗り幅8mm

RタイヤKOS-T12RDM 42.0mm (中古)

車高前3.5mm後ろ4.0mm

クルマを回収してみるとボディポストだけではなく、ツイークプレートポストのシャーシ側のビスが抜けかかっておりツイークプレートがグラグラでした。これを修理し挑みます。

このラウンドから路面が上がったようで各コーナー浮いてます(汗)コーナー脱出でインリフトしてインに切れ込む感じでコントロールが難しかったですがこれくらいの浮き方ならめくれることはないだろうと、必死にコントロールしてゴール。

1302-6

この時点でトップ3は50周入れてます。

ほぼ1周差となりこれではAメインは危ないかも・・・。

【予選3ラウンド】

Fタイヤをどっちで行こうか迷いましたが、タイヤ径を小さくしたかったのでZAC38で行きことに決め他はセット変えず少し左巻き気味だったのでツイークとキャンバーを調整しました。

Fタイヤ ZAC38 41.4mm (中古)グリップ剤塗り幅8mm

RタイヤPM3G35 41.5mm (中古)

車高前3.3mm後ろ3.8mm

トップ3の後ろ4番手スタートだったのでなんとか食らいついて行こうと!スタートしてみると浮きは収まりましたが、弱アンダー気味でペースが上がりませんミスを1回と最終周に他車と絡んでしまい大きくタイムロス記録更新ならず。

1302-7

この時点で5位だったので、次のヒートの方々の記録次第です。皆さんAメイン常連さんばかりですが、トラブルがあったりと記録更新ならず予選5位とギリギリAメイン入りでした。

1302-8

記録からすると、Bメインですね(苦)今回は優勝経験もある選手もBメイン落ちと波乱がありました。TQは絶好調の小出選手!

【決勝】

レース観戦に来ていたラジコン仲間のアドバイスを参考にセンターショック長を0.5mm短くスプリングをホワイトからレッドフリクションチューブを15000→10000に変更 これはもう少し動きを機敏にする為に変更しました。Fタイヤは慣らしをしたものが希望のサイズが仕方なく新品でいくことにしました。

Fタイヤ ZAC38 41.5mm (新品)グリップ剤塗り幅10mm

Rタイヤ KOS-T12RDM 41.7mm (中古)

車高前3.5mm後ろ4.0mm

予選でのタイム差はあれど表彰台目指して頑張ります!Bメイン勝ち上がりは宮川選手でホームコースは私と同じシルバーストーンさん。スタートは得意なんですが新品タイヤなので2、3周は曲がらないと思い慎重にスタートを決めましたが、スタートしての1コーナーで多重クラシュがあり避け切れずぶつかってしまいその時点で5位。その後はコーナー後半の曲がりが足りずペースを上げれなかったですが3位走行中の山下選手がバッテリーを間違えて早々とリタイヤしてしまいその後は淡々と走り3位ゴールでした。

絶好調の小出選手はトップ独走中にヒットさせ、リヤアクスルベアリングが砕け散ったままの走行にもかかわらず、2位ゴールとすぶといです(笑) 優勝は鬼頭選手で数年前のスポマンファイナリストの方で1年程前から1/12を始め初優勝でした。私と同年代でとても研究熱心の方でクルマは完璧にセットアップされており、タイヤ交換のみでインターバル中は暇そうにしてました^^)

私も見習わければ。優勝おめでとうございます!!

1302-9

ベストラップがダントツに遅い(苦)

Aメイン各選手使用車種

1位鬼頭選手 アソシ5.2

2位小出選手 アソシ5.2

3位ヤッキー CRC Xti Altered Ego

4位上林選手 京商プラズマRa

5位山下選手 ヨコモR12

6位宮川選手 ヨコモR12

詳細はHPにてhttp://samsw.m7.coreserver.jp/

レース案内→月例レース結果から見れます。この月例レースは基本毎月第3日曜に開催されてます。とても楽しいレースなのでお近くの方参加されてみたら如何でしょう!因みに3月は第4日曜だそうです。

下記は決勝でのセットです。

○全体
ボディ=プロトフォーム AMR12
シャーシ=CRCジェネレーションXti Altered Ego
フロントタイヤ= ZAC PROJECTJD-8038 41.5mm(新品)
リヤタイヤ=PM3 G35 41.7mm(中古)
グリップ剤=フロント マイティーグリッパーV3 8mm

リア SpeedTech FOAMリキッド全塗り
反応時間=フロント5分 真空容器に入れリヤ60分
前後ホイール=フロント・ HR-38FLEX リヤ・HR-38FLEX
ギア比指数=スパー・ PRS(94T)
ピニオン・PRS 21T 指数・29.3
車高=およそ 前・3.5mm サイドリンクピロボール下・4.5mm

ボトムプレート前・5.0mm ボトムプレート後ろ4.0mm
バッテリーポジション=前

○フロント
スプリング=CRC 0.45
キャンバー=約右1.0°左0.8°
キャスター=約5°
トー=0.5mmアウト
キャスターブロック=樹脂5°
リバウンド=なし
ライドハイド=フロントエンドプレート下1.0mmアルミスペーサー

ロアアーム下0.8mm樹脂スペーサー
アッパーアーム=ノーマル
トレッド=169mm(0.5mmシム3枚)
サーボマウント=フロントサス後ろ平置き
サーボセイバー=キンブロミドル

○リア
サイドスプリング=CRC ブルー *内側穴使用リヤボトムプレートに触れる
フリクショングリス=京商 #10000
センターショック=ENCOREショック(キット標準)
ショックオイル・スプリング=アソシ #40・[CRC32992] VCS/Encoreショック用スプリング(レッド)
リバウンド=ダンパー長で約1mm
リアトレッド=171mm
デフグリス=Niftech2002-DLS

○メカ類
バッテリー= Revtech 3.7V 1S 6800mAhバッテリー(大容量タイプ)
モーター=Black Knight 3.5T(D3.5ベース)(ノーマルローター、進角+5コマ)
ESC=ブラックダイアモンドLV(スロットルプロファイル4)
センサーコード=[ky190] ゼロフリクション・センサーケーブル(160mm)
別電=[laje-20249] DCブースター
プロポ=KO EX-1 ver.2
レシーバー=KR-411FH

 

これでレースレポートは終わりですが今回使用したクルマとお勧めパーツです。
1302-1011302-102

今回使用したAltered Egoシャーシはノーマルより約6mmホイルベースが短くなっており、バッテリー横積み専用です。タイトコーナーでの旋回スピードの速さを求めるならこの仕様がベストだと思います。ほぼノーマルで使用しましたが、ツイークプレートの剛性を上げるためXti用のツイークプレートを少し改良して二枚重ねにしてます。

1302-10

他には[CRC33401] モータープレート(ライトサイド)を左右に使いリヤセクションの剛性を上げてます。写真のモータープレートは仕様変更された新型でスライドレール部分が厚くなっており耐久性アップされ、車高の調整範囲も広がりました。現在発売されているキット、スペアーパーツもこの仕様になってます。

1302-11

あとはセンターショックの角度調整するためにアンテナポストの上下に合計3.5mmのスペーサーを入れてます。これはカーペットのシワでクルマの跳ねを抑えるのに有効でした。

1302-12

次はお勧めパーツです。

まずプロポはKO EX-1 Ver.2 http://www.kopropo.co.jp/sys/ex-1kiy Ver.2になりレスポンス向上はもちろん、今までのステアリング、スロットル操作がリニアでスムーズなところが一段と向上しており、言葉では説明難しいですがすんなりと馴染む操作性はとても良かったです。

KOユーザーの皆さんバージョンアップお勧めですよ!レース、練習を含めトラブルなど全くなく信頼性もありますのでプロポをどれにしようか迷っている方はお勧めです。

1302-13

これはご説明することもないと思いますがAdvanced Electronics社のブラックダイアモンドLVです。既に多くの方が使用してるESCですが、信頼性は抜群で壊れないですしパワー感、スムーズ感、ブレーキ感共に素晴らしいです!1/12では定番のLaje DCブースターと組み合わせは最強です。
1302-14

 

そしてTeam CRC Japanオリジナル製品の1/12カーボンリアシャフトデフハブです。このリヤシャフトは軽量なのはもちろん、デフリング受けの精度とデフナットボルトのブレがなくこれに換えるだけでスムーズなデフ作動とホイルのブレも無くなります。これはデフハブも同じで抜群の耐久性とホイルブレのないデフが簡単に組めます。かなりお勧めパーツですから是非みなさん使ってみて下さい。近々改良されたクランプハブも再発売されますのでこれで、リヤアクスル周りは完璧になります。

1302-151302-16

 

以上でレポート終わりです。

来月はクレストさんで開催される関東選手権に出場予定です。クレストさんでは2年ぶりの走行となりますが頑張りたいと思います。レポート読んで下さってありがとうございます。

 


2013年度のレポートを見る
2012年度のレポートを見る
2011年度のレポートを見る
2010年度のレポートを見る
2009年度のレポートを見る
2008年度のレポートを見る
2007年度のレポートを見る
2006年度のレポートを見る
2005年度のレポートを見る