2006年04月26日

Team CRC Japan2006レポート(18)

サポートメンバーの神奈川県raziさんより5回目のレポートをいただきました。

Team CRC Japan 2006 レポート5

Team CRC Japan 2006サポート待遇のraziです。
4月2回目の走行は前回に引き続きNRCと考えていたのですが、静岡県の裾野市に新しい
コースが出来たとの事で早速行ってきました。
お店の名は「Hobby Shop RockWave」。インドアのカーペットコースとのことで、今回の
テーマは「カーペットコースを走る」です。当たり前のような事を言ってますが私にとっ
ては2003年に関東地区二次予選以来の1/12でのカーペットコースになります。
又、今までカーペット路面で使用したことの無い種類のタイヤをテストしたかったのです。

走行開始時の具体的なセットは下記のとおりです。
使用車種 T-Fource Team Red Edition(シャーシはソフトタイプのCRC1354に変更)

フロントまわり
・タイヤ:CRCパープル43.5mm Y社黒ホイール
・スプリング:CRC .020(約0.5mm)
・キャンバー:-1度
・可変キャスター:-10度
・キャスター:中間(アームの前後にシム)
・キングピンシム:アッパー上 厚3
         アッパー下 厚2
         スプリング下 薄1
・トー:アウト 0.2mm
・ロアアーム下スペーサー:約1.6mm(キット付属品)
・地上高:約4mm(シャーシ前端)
・グリップ剤:TC-1 15分 内側2/3程度
・その他:ステアリングブロックはCRC4277B使用
     キャスターブロックはCRC4266使用
     サーボセイバーブレースCRC4088使用
     ロアアームはI社.060ロアードを使用
     ブレースはL4用を使用
     キングピンはY社製を使用
     ダイレクトポンダー固定位置に赤外線使用の計測用発信機を搭載

センターまわり
・Tバー:kimihiko-yano.net試作1.6mm ツイークスクリュー仕様 2点留め
・センターショック:DURAショック オイルA社#30
・スプリング:ゴールド
・バッテリー搭載位置:出来る限り後ろ
・ダンパーチューブ:CRC4212(白キャップ)使用
・地上高:約3.5mm(バッテリー横))
・その他:ボールシートはCRC4278使用
     Tバーブレース、スタンドオフはA社使用
リアまわり
・タイヤ:ピンク45.5mm Y社黒ホイール
・ギヤ:22/94
・デフ:CRCラージデフ ボールはkimihiko-yano.net販売のセラミック
・グリップ剤:TC-1 15分 全面
・ハイトアダプター:I社1.5mmダウン
・地上高:約3.5mm(ロアブレース後端)
ボディ:スピード12 スポイラー無し
モーター:L社ブラシレス
バッテリー:IB(X)4200
受信機用電池とレギュレーターはkimihiko-yano.net販売のVXR Racing製
ボールベアリングはすべてkimihiko-yano.net販売の物

地上高とグリップ剤はサーキットの規則に合わせた仕様で、それ以外は前回のNRCでの
セットと大差ないです。
私がサーキットに伺ったのは開店された翌週の平日です。この時はまだ計測機器が設置
されてなかったのですが、お店の方の話ではARCを設置するとのことでした。

では、上記セットで走行した1パック目についてですが、これが普通に走りました。
どうなることかと心配でしたが大きなクラッシュもなく終了です。
はじめは若干ステアリングの反応がシビアでしたが、走行するに従いアンダーが強くな
ってきました。
ベストタイムは7.94。8秒を切ったのは1ラップのみでした。
リアタイヤにピンクをカーペット路面で使用するのは初めてだったのですが、特に違和
感はなかったです。
路面の状況は良い状態だったと思われます。週末にかなりの走行量があった模様です。

続いて2パック目。
今回はリアタイヤをピンクからグレーに変更しました(タイヤ径は45mm)。
フロントタイヤは左右ローテーションしました。前後ともに左側の磨耗が多かったです。
走行させたフィーリングは良くなりました。動きが軽快になったと感じました。
8分間でグリップ剤がきれたような感じも無かったです。
ベストタイムは7.64。8秒を切るラップがかなり増えました。
グレーもカーペットでは初めての使用でした。
フロントがパープル、リアがグレーの組み合わせは、CRCがカーペット路面で走行させる
時の基準みたいで、たしかに扱いやすい組み合わせと感じました。
ただ、リアタイヤは0.5mm程度と磨耗が多かったです。

3パック目はリヤタイヤは先ほど使用したグレータイヤを左右ローテーションし、さらに
ハイトアダプターを2.0mmダウンへ変更しました。これは地上高を確保する為です。
このパックではフロントタイヤをブラックに変更しました。このタイヤは一度も使用した
事がないのでどんななのかと期待と不安を持ってのスタートです(タイヤ径は43.2mm)。
結果から書くとこの組み合わせはかなり気に入りました。
パープルより若干曲がり、コーナリング中の転がり?が良い印象を持ちました。
フロントに使用したブラックですが、こちらも約0.5mmの磨耗でした。
ベストタイムは7.54。60周7分57秒でした。
8分の記録が無いのは計測器が60周までしか計測できない仕様だったからです。
私の経験では、この計測器は時計よりも速いタイムが出ると思っています。
なので実際はもう少し遅い可能性があります。今度はコースにARCが設置された後に再度
計測してみたいと思います。

さて、これまでの走行はタイヤのみの変更で進めてきましたが、車の動きを見るとコーナー
立ち上がりのアンダーが若干強く感じたのでこれについての対処を何かしようと考えました。
今回は安易?にセンタースプリングをゴールドよりかなり硬いカッパーを試します。あわせ
て前後タイヤの左右ローテーションとハイトアダプターを2.5mmダウンに変更しました(これ
はさきほどと同様地上高を確保する為です)。

セットを変えての4パック目。終了時間が迫っていたのでグリップ剤の浸透時間は10分と少
し短い状態でのスタートです。
セット変更の効果は出ていて、コーナー立ち上がりのアンダーは減っていると言うかパワー
オーバー気味です。車が直進状態では前に進みますが、タイミングやスロットルを握る量を
間違えるとあらぬ方向に行ってしまいます。
そのような状態で走行した影響か、数回宙を舞うクラッシュをしたり、後半はグリップ剤が
切れたような挙動でさらにオーバーが強くなりました。ラップタイムを見ても39周目の7.95
を最後に8秒台にタイムが落ちています。これはグリップ剤の浸透時間が短めでかつこの時
のみマッチドバッテリーでパワーが出ていたのもタイヤの磨耗を後押ししたかと思います。
ベストタイムは7.59。60周8分5秒と前回よりおよそ1周落ちです。

本日の走行は4パックで終了としました。
今回の結果から、Fタイヤ:ブラック42~43mm、Rタイヤ:グレー44~45mm位がよさそうと
感じました。ただ、まだ試していないコンパウンドもあるので今後もタイヤの比較は必要と
思います。フロントタイヤの減り具合を見ると若干外側が多く減っているのでキャンバー角
等のセットや、センターショックのセットもまだ煮詰めが必要です。
全体的に見れば今回のテストには満足しています。カーペット路面はいままでは良い思いを
したことが無かったのですが、今回の走行で不安はかなり消えました。それと感じたのは、
CRCはカーペットコースに合っているんだと。当たり前でしたね(^_^;)
今度このサーキットへ行く時はカーペットナイフも走行させようと思います。

レポートから内容がそれますが、8分で60周前後だったとのことで20年位前に1/12を走行
させていた逗子市にあった「八風堂サーキット」を思い出しました。ここは私が初めて走行
したサーキットです。このサーキットの自己ベストは62周くらいだったと記憶しています。
このサーキットに行かなかったら私はおそらくラジコンカーのレースはしていなかったでし
ょう。現在は店舗のみの営業ですが、ここの店長やこの店で知り合った仲間とは現在も付き
合いがあり、ラジコンの枠を超えた付き合いになっている方もいて、これは私にとってとて
もおおきな事です。
ラジコンと言うホビーにも出会えてとてもよかったと感じています。

最後は話がそれましたが今回のレポートは以上です。
ではまた。

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