Riemon製ショックアブソーバーの組み立て

Riemon Speed Worksから発売中のショックアブソーバーを組み立てる機会を得ましたのでその模様をレポートします。今回紹介する製品はシリンダー内部にテフロン加工が施された(RY−053−AT)製品です。定価は2940円です。

こちらが製品内容。アソシのVCSショックの前モデル「マイクロショック」とほぼ同じ構成です。

マイクロショックとの違いは

1)2種類のピストンエンドを選択可

2)マイクロショック用スプリングはもちろん、VCSショック用スプリングも使える

3)シリンダー内部にテフロン加工が施されている

といったところでしょう。

シリンダー内部の様子。テフロン加工により少し焦げ茶色になっています。汚れかと思い一生懸命クリーニングしてしまいました ^^;;

アソシのマイクロショック(右)との比較。Riemonのホームページにも書いてありますがOリングとスプリングは付属しないのでアソシのマイクロショックから移植する必要があるようです。

OリングはSS-20(内径2.0mm、太さ1mm)という規格のものがそのまま使えそうです。

 

**4/8/2005更新
RiemonからインナースプリングとOリングが発売されました。従って写真のパーツをマイクロショックから流用する必要はなくなりました。

部品さえ揃えば組み立ては簡単でした。シリンダーにオイルを入れ、写真のように組み立てたシリンダーアセンブリーをゆっくりとシリンダーにねじ込んで、何回かピストンを押し込んで余分なオイルを拭き取りながら組み立てればOKです。

ピストンエンドの方向写真の向きで。

完成したショックにマイクロショック用スプリングを装着
VCSショック用スプリングを取り付けた例。スプリングホルダーによってスプリングががたつくことも無くスムーズな動作。

まとめ:一部部品を別途準備しなければならないのが欠点か。ただしマイクロショックをすでに持っているのならば欠点とは言えないかも。外見が純正マイクロショックとほぼ同じなので旧車のリビルトなどにも使えそうです。

【後日談(1/13追記)】
Riemonさんによると今後出荷されるショックにはダンパー内部に使用するインナースプリングが付属するそうです。やっぱり純正品が付属すると安心しますね。