カーペットナイフVer3.2製作レポート(その2:シャーシの加工とFサスアームの組み立て)
製作レポートの2回目はメインシャーシの加工〜フロントサスアームの組み立てです。是非フォーラムでみなさんの組み立てTIPSなどご紹介ください ^^)/
まずはメインシャーシの断面を瞬間接着剤でコーティングしておきます。コーティングすることでクラッシュなどでシャーシが剥がれてしまうのを防止できます。 紙ヤスリと瞬間接着剤、そして綿棒を準備します |
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この作業では低白化タイプの瞬間接着剤を使うとキレイに仕上げることができます。 僕が使っているこの接着剤は乾燥時間も長く、はみ出したとしても指で簡単に修正できるので気に入ってます。 |
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まずはシャーシ断面を紙ヤスリで少しだけ削っておきます。カーボンの粉を吸い込まないように注意しましょう。 | |
綿棒に瞬間接着剤を少量つけ、シャーシ断面に塗っていきます。ゆっくりと作業すると簡単。 | |
次にフロントサスの組み立てを始めます。まず、標準品のヒンジピンは曲がっていることが多い部品です。このままフロントサスを組み立ててしまうと動きが渋く使い物にならないので加工します。 | |
ヒンジピンがどのくらい曲がっているかはこのようにすると簡単に確認できます。 | |
万力などを利用してヒンジピンの曲がりを矯正します。軽く押すだけで矯正できるでしょう。 | |
ヒンジピンの先端は太くなっているのでヤスリなどでテーパー状に加工しておきます。 | |
先端をテーパー状にしたらコンパウンドでヒンジピンを磨きます。フロントサスの動作に影響する作業なので念入りに磨きましょう。 | |
ここまで作業したらアッパーアームにヒンジピンを通してみます。軽くスムーズに動く事を確認しましょう。 | |
次にキャスターブロックを組み立てます。成型時のバリが多いのでカッターナイフとヤスリでこれを除去します。 | |
成型したキャスターブロック(左)。ここをキレイに成型しておくと見栄えがよくなると思います。 | |
サスアームにキャスターブロックを取り付けてみます。初めはこのように隙間ができてしまうはずです。 | |
サスアームとキャスターブロックが干渉する部分をカッターナイフで削ります。 | |
キャスターブロックのこの部分も少し削っておくといいでしょう。 | |
加工ができたらキャスターブロックをサスアームに固定します。ネジはBug Fに入っている長めのものを使用します | |
隙間なくピッタリと装着できました。 | |
アッパーアームを組み立てます。ボールエンドは穴が広い方が上になります。 | |
アッパーアームをキャスターブロックに取り付けます。Bug Fに入っているテフロンシムだけでは前後にガタが出るのでキングピンシムを1枚追加するといいと思います。 キャスターブロックの前後で隙間が違うのでシムを挟むときは注意しましょう。 |
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アッパーアームの動作を確認します。 | |
指を離したときこのように最後までストンと落ちるように。 | |
カーペットナイフにはアルミ製のピボットボールが付属しています。アソシ標準品よりも動作が軽く、寿命が長いのが特徴です。 | |
キングピンが通る穴には小さなバリが出ていることがあります。このようにキングピンに通して2〜3回上下させるとバリを取り除くことができます。 | |
さらにコンパウンドで内部を磨くとウルトラスムーズな動作を得ることができます。 | |
磨き終わったピボッドボール。ピカピカに光っています。 |
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次にキングピンもコンパウンドで磨いておきます。 | |
磨いたキングピン(右)。 | |
ピボッドボールをサスアームに取り付けます。Niftechのピボッドボールツールを使うと簡単 ^^;; センデン・・ | |
ピボッドボールを取り付けたらキングピンを通してピボッドボールがスムーズに動くかどうか確認します。カーペットナイフのピボッドボール精度よく作られているのでここで問題がでることは無いでしょう。 | |
ステアリングブロックと干渉する部分をニッパーなどで切り取ります | |
このようにカットします | |
ステアリングブロックも不要な部分をカットしておきます。 | |
ステアリングブロックを取り付けます。キングピンシムは上から3枚、2枚ほど入れると良いでしょう。 | |
ステアリングブロックに4-40ボールスタッドを取り付けます。 | |
フロントアクスルはスチール製で錆びやすいのでベアリングオイルを注油しておきましょう。 | |
スプリングを装着し、完成したフロントサスアーム。同じ要領でもう片側も組み立てます。 |