こうぐちくんレポート〜Part16〜

久しぶりに更新の第16回目はトリニティアップデート・リフレックス編。例によって文章・写真はこうぐち君に寄稿してもらいました。

 今回は、車が代わりリフレックス12になりました。ここのところ私は遊ぶための
まとまった時間がとれずにいましたが、下半期にはいつものようにたっぷりと?リフ
レックスを走らせたいと思っています。
では、リフレックス12、その1へ。

 4台目のトリニティとなるリフレックスは、海外から購入しました。というのは、
いつもお世話になっているショップに在庫が無かったこと、海外価格が国内価格の半
額だったこと等に拠ります。少々送料が張りますが全て込み2万5千円でお釣りがき
ました。なお、付属タイヤは、リア・グレー、フロント・パープルで、国内に付属し
ないらしい?フリクションルーブ(ジョエルジョソン)もデカイボトルでキットに
入っていました。その他気が付いたところというと、フロントスプリングがカタログ
落ちのはずの0.020、エピックのカタログ、トリニティのステッカーなどがキッ
トに付属していました。
 画像はキットのマニュアルです。ウェブサイトでCAD図がアップされていたもの
をコピーしたのか、視覚的に分りやすい説明書です。注意書きも少なく、理路整然と
した説明書だったと思います。
 まずは組み立てと行きたいところですが、理解しやすいマニュアルにより、とりあ
えずは簡単に組み立てられると思うので、私のクルマの部分的な変更点を紹介しま
す。
 こちらは、このウェブサイトで紹介された、スラストベアリングです。トリニティ
純正のアクスルシャフトにスラストベアリングを使う場合と、CRCやIRSのシャ
フトの場合とは、目的は同じでも使う部品を変更する必要がありました。
 左の画像が、スラスト周りの分解図です。右からナイロンナット、スラストベアリ
ングテーパーワッシャーの順で組み付けました。スラストベアリングは、ベアリング
両サイドのワッシャー内径が異なるようです。写真のスラストはスクワットのもの
で、ワッシャーの内径は4mmです。しかし、2個のワッシャーの内径が異なるの
は、狭い方(3.8mm程度)を軸に対して回転しない側に組み付けるため、だと思
います。つまりアクスルネジと接触し、センターを出す役目がこの内径の狭いワッ
シャー。
 一方、内径広いワッシャーは、アクスルのネジと干渉しないでベアリングのボール
によりセンターが出されているというわけです。解りますか?そのため、ワッシャー
にミゾの掘られたスクワットのスラストは、よく出来ていると覆いました。
 また、ポイントとなるテーパーワッシャーですが、こちらはアソシやカワダなど通
常の使用の向きとは、異なり逆さに組み込みます。その際、フランジ付きベアリング
の外周部分にうまく当たるように、外径を落とす必要がありました。こうすること
で、トリニティ純正アクスルシャフトにもスラストベアリングが組み込めるようにな
りました。
 タイヤの外周にガムテープを貼っています。かっこいいとは言いませんが、スポン
ジ系タイヤなどにガムテープを貼ると、クラッシュによるタイヤの欠けが回避できる
そうです。かつてハチイチ流行っていた知恵だそうです。私は地元のショップで教え
てもらいました。
 リフレックスのモーターマウントです。純正のモーターマウントは全体にブラック
アルマイトが施されており、耐水ペーパーなどを使って磨きました。ワンポイントと
してビジュアル的にもなかなかです。モーターの取り付け精度がアップすると言いた
いところですが、モーターの缶自体が、プレス加工?されているので面が出ていない
でしょうから、カッコですね。

今後はモーター缶の面も出してみようと思っています。

 左側のモーターマウントも磨きました。こちらはほんとにビジュアルだけです。
真っ黒もいいかも知れませんが、リフレックスを手に入れたらぜひ手を加えたいと
思っていたので、ついやってしまいました。。
後ろに見える赤いクランプハブはCRCのハブです。私の知っている限り最も出来が
よく、2ポイントホイール、3ポイントホイール両方使えます。
 今回純正のバランス取りされたクランプハブは、強度的に落ちるので観賞用にして
おこうと思います。
 センターショックは画像のように、アンテナポストの位置に移動しました。某
ショップで見てかっこいいと思ったからです。ここにアンテナポストを立ててもいい
のですが、私はアンテナポストとショックを立てる位置を独立させようと思っている
ので、新たにここの前に穴を追加しようと思っています。
 そして、アンテナポストは、加工して従来のつっこみタイプは同じでも、アンテナ
にDカットを施してホーローネジ(イモネジ)止めを考えています。アンテナが押し
込み辛かったり、抜き辛かったりの経験があるので、何とかスマートに出来ないかと
思ったので。
 なお、ショックポスト?のピロボールは、ヘッド4.3mm、4−40サイズをよ
うやく探し当てました。
 Tバーのボールシートは、CRCの経験からナット止めにしました。このネジは2
−56であり、それようのナットを捜してもなかなか見つからなかったので、CRC
ジャパン?の、きみひこさんに聞いたところ、アソシTC−3のデフナットが使える
ということでした。4個で500円程度と高めですが、かっちり感があるので気に
入っています。なおそれに応じて、ボールシートのクビをカットしました。
 センターショック長を変更するために、RPMのロング、ショート、両ボールエン
ドを使いました。ロングボールエンドとショックの間に見える紫の部品は、テーパー
ワッシャーです。ここにテーパーワッシャーを使うことで、ショックに対するボール
エンドのスワリがよくなるようです。
 ツイークネジは2.6mmのステンレスヘキサキャップスクリューです。
 カイダック材から、フロントバンパーを自作しました。テンプレートは純正のカー
ボンバンパーを使い、最初に2.8mmのドリルで穴を開け、続いて外周を千枚通し
でケガいて、最後にカッターとルーターを使って切り出しました。
 両サイドのボディポストを立てる穴は、皿ネジ加工を施しています。
このバンパーはまだ製作途中で、情報に拠るとシャーシを取り付けるネジ穴を広げて
スペーサーを噛ますと、クラッシュによるバンパーのズレが防止できるそうです。
 また、私の確認した限りですが、リフレックスの純正カーボンバンパーは、CRC
とは同じ穴位置を使うようなので、テンプレートとしてリフレックスのバンパーを一
枚持っておくと、いくらでもバンパーの量産が出来ます。
 カイダック材はフタバ産業で購入しました。
 もうお馴染み?のキンブローのサーボセイバー、ミドルセルフドリルタイプです。
今回車を新しくしたので、サーボセイバーも作り直しました。スモールのフタバ仕様
も用意しましたが、固定のネジを締めるとセイバーが働き、一緒に首を振るので、テ
ンションが弱いのでは?と思って、結局ミドルタイプを選択しました。
 またタイロッドのターンバックルは、純正の鉄を使いました。実はここにこだわり
がありまして、アソシやトリニティのボールエンドのガイド穴は、4−40サイズ用
になっています。そこに3mmのターンバックルをねじ込むと、若干ですが膨らんで
しまいます。これになじめなかったので鉄を使ったわけです。確かに、一度ガイド穴
を2.5mm程度のドリルでさらえばいいことですが、ここはこだわってみました。
ただいまランスフォードのインチサイズ(4−40)ターンバックルを取り寄せよう
と思っているところです
 画像のようにステアリングを加工しました。加工は、ステアリングブロックの上部
を削るだけです。ノーマルはおよそ10.1mmで、これを8.4mm程度にしまし
た。この加工はご存知ヤッキーさんから教えていただきました。
 このようにステアリングブロックを加工することで、路面グリップが上がってくる
とアッパーとステアリングブロックの間のシムを調整することで、転ばないクルマに
なるようです。通常トリニティの場合は、ショートピロボールからロングピロボール
に変更するようですが、この変更は結構大変?な上に、ロングピロボールの価格も穏
やかではないので、アリかもしれません。とても面白い加工だと思いイタダキまし
た。
 バンパーを取り付けたフロント周りです。リフレックスからサスアームの変更が
あったようで、サスアームの8−32?スクリューとナットのかかりがぎりぎりに。
 私もついにマイポンダーを手に入れました。これでハチイチもトリニティも存分に
楽しめそうです。
 アッパーボールシートの後ろを画像のように削りました。ステアリングを切ると、
タイロッドのボールエンドが干渉するからです。ここまでステアリングを切ることは
無いかもしれませんが、気分の問題です。
 また、クレビス、アッパーアームの後ろの円柱プラパーツ、をノーマルと上下逆さ
まにしました。いまはかっこよくないものの、今後このクレビスを削って多少はかっ
こよく加工したいと考えています。
 仮組が終わったリフレックス12。
私のイメージではトリニティといえば、パープルなんです。けれど、リフレックスは
このブルー。いまは違和感は拭い切れなくても、しばらく眺めればかわいくなるで
しょうか?
ところで、ロアポッドは、純正のカタチから変更して自作しました。こちらはフォー
ラム(掲示板)にアップしていますから、すでにご存知でしょう。
○まとめ。

 今回のトリニティーカーは、紆余曲折した結果購入に至りました。

 まず、トリニティのウェブサイトにリフレックスの情報がリークされたのが、全日
本の予選日目?だったと思います。私は全日本に出場できるほどのテクニックは無く
ても、ちょうど時期が重なっていたので覚えています。そして直ぐに某ショップで先
行予約が始まり、申し込みました。

 しかし、予告発売日になっても一向にその兆しが無く、ついに予約をキャンセルし
ました。
このキャンセルにはその他の理由もあります。しかし、今年になって手にとってじっ
くりリフレックスを眺めることが出来、結局3月に購入しました。これまでのトリニ
ティのモデルサイクルはおよそ2年で、ぶつぶつ言いながらも楽しみながらそれまで
付き合っていくことになるでしょうね。