ラジコン絵日記

平成15年度1/12電動レーシングカー全日本選手権大会の模様をレポートします。個人的な参戦記は後日レポートする予定です^^;。レースの公式記録はすでにJMRCAで発表されています。

会場となった谷田部アリーナ。大会期間中は猛暑となり、室内はサウナ風呂状態でした。
ピットエリア。オフロードコースにもビニールシートが敷かれ、臨時のピットエリアになりました。JMRCAによると148名がレースに参加したようです。
操縦台にはJMRCAの垂れ幕。全日本って感じです♪
選手権のスケジュール。予選は計5回行われました。はじめの2日は練習走行の時間も設けられました。
最終日は各メインの決勝がおこなわれるスケジュール
予選5回を終え、TRINITY SB12の松本選手が見事TQを獲得。

 

決勝レースが始まる前に何台かの車を取材させてもらいました♪

 

 
こちらは予選4番手の鈴木浩選手のアソシ。4セルシャーシをテストする時間がなかったとのことで6セルシャーシを使っていました。モータはReedy Tiの10Tを使用。FタイヤはLラバーファーム、RタイヤはLラバーソフトを使用とのこと。
こちらは予選2番手の原選手持ち込んだプロトカー。全日本終了後なるべく早い時期に発売する予定とのことでした。発売はATSUSHI HARAブランドからなされ、キットではなく、アソシシャーシのコンバージョンとして発売予定とのこと。
原選手のマシンにはアソシのフロント周りが使われていましたが、カワダのF周りもボルトオンで使用できるようにシャーシに穴が開けられていました。今後はHPI RS-10Gのダブルウィッシュボーンサスもテストする予定とのこと。
リア周りはHPI RS-10G用のパーツが使用されています。Tバーが無く、スプリングでロールを制御するスタイル。今回はプロトカーということでロールスプリングの種類が少なく、ピーキーな仕上がりになっていたそうです。それでもあの走りはサスガでした。
こちらはTECHレーシング海野選手のロードマジックT112。愛用のボディも拝見。美しいです。

海野選手のシャーシは市販の縦置き4セルシャーシではなく試作横置きシャーシが使われていました。

シャーシの材質は昔販売されていたコンポジットクラフトの板材のように表面に艶がない独特なものでした。

金属製のモータマウントもTECHから純正Optパーツとして発売されるそうです。

TECHのフリクションチューブをアソシに装着するだけでも大きく走りが変わるそうです。

海野選手車のフロントにはアソシ製が使われていました。ただしキャスターブロックはTECH製を使用とのこと。
こちらは予選TQの松本選手のTRINITY SB12。シャーシの構成はノーマルでシャーシ厚はキット標準の厚いタイプを使用。タイヤに関しては路面状況に応じてフロントにシアンまたはパープル。リアにグリーンまたはピンクを使っていたそうです。
松本選手車のフロント周り。マニアにはたまらない画像のはず^^
こちらは予選9番手のチームHPI村井選手のRS12G。シャーシ板のみRS12Gのパーツが使用され、残りの板材はアソシのものが使われていました。
モータマウントには(多分)NIFTECH製のローハイトタイプが使われていました。
アンプは発売されたばかりのカンタムコンペ2。パンチモードの設定は2または3を使用とのことです。全備重量は約810gとのことでした。
こちらは同じくチームHPIの吉岡選手のマシン。シャーシの構成は村井選手と同じとのことでした。タイヤもチーム内でフロント・Jラバー、リア・ピンクを使用していたそうです。
ピッチングダンパーにはマイクロタイプが使われ、スプリングはVCSショック用が装着されていました。
こちらは堀選手のカワダM300。出走前にもかかわらず、「車触ってもいいよ〜」と優しく対応していただけました♪
堀選手車のフロント周り。フロントアッパーアーム上に白いスペーサが追加されていました。
モータはECHOの新型缶を使用。リアシャフトはRIEMON Speed Worksの中空シャフトを使用。
こちらは山崎聡選手のアソシ。バッテリーは自身のブランドである「采ブランド」製を使用されていました。
山崎選手車のフロント部。
モータはヨコモS-PRO缶に手巻きロータを入れて使用したそうです。堅めのフリクショングリスを使い、Tバーにはヨコモの1.6tが使われていました。

 

Aメイン・Bメイン決勝の模様は動画(Windows Media Player)でご覧ください。ファイルサイズが大きいため、ダイジェスト形式に編集しています m(_ _)m
Aメイン3ヒート・Bメインの完全版はいずれDVDで配布したいと思います♪ちなみにここからも今回のレースのビデオが発売されるようなので期待しましょう♪

【2003/08/27の更新】
動画配信でサーバ負荷が高くなっています・・しばらくの間動画配信を中断しますm(_ _)m

ほとぼりがさめたらまた配信しますのでしばらくお待ちください。

【2003/09/04の更新】
DVDビデオにA/Bメイン決勝の模様を収録しました。S!のページよりご購入できますので宜しくお願いしますm(_ _)m

 

 

 

Bメイン決勝の展開
ポールポジションの山崎聡選手がそのままトップでレースをリード。その後ろにチーム京商の伊藤拓也選手がピッタリとマークし、山崎選手をパスしトップに。伊藤選手と山崎選手のバトルが見どころ。最後は山崎選手のバッテリーダウンにより伊藤選手がBメイン優勝を決める。

Aメイン決勝1ヒート目の展開
予選3番手の吉岡選手がスタート直後、松本選手・原選手のインを突きトップに。その後、他を寄せ付けない走りでそのままトップゴール。優勝に王手をかける。

Aメイン決勝2ヒート目の展開
スタート直後の混戦を抜け出したのは鈴木浩選手と海野選手。その後海野選手が鈴木選手をパスしトップに立ち一人抜け出す。ハイペースで追い上げる原選手が海野選手をパスしトップに立ちそのままゴール。吉岡選手と共に優勝に王手をかける。

Aメイン決勝3ヒート目の展開
松本選手とインを突いた原選手が接触し、吉岡選手がトップに立つ。吉岡選手の後ろには海野選手と北澤選手がピタリとマーク。海野選手が吉岡選手をハードプッシュ。スタート直後のクラッシュからものすごい勢いで追いついてきた原選手と吉岡選手のバトル。原選手が吉岡選手をパスするものの、その後バッテリーダウンで吉岡選手がトップでゴール優勝を決める。