先日ヨコモから発売されたZ-3300HVR(以下3300HVR)を購入し、データ取りをおこなってみたので紹介します。個人でおこなっている関係上サンプル数が少なく、Z-3300HVRの性質を正確にレポートできていない可能性があるので注意してくださいね^^;;

3300HVRは、同梱されるインストラクションに従ってあらかじめ慣らし充放電をおこなっておきました。今回比較対象としたのはSANYOのRC3000HV(以下3000HV)です、このバッテリも少ない手持ちの中からデータ収集したので正確に性能を表してないかもしれません^^;;;
3300HVR、3000HVともマッチドバッテリは使用していません。普通に販売されている単セルを使っています。今後マッチドバッテリが発売されるとまた違ったデータになる可能性が高いですね〜
あと、僕が使っている測定器がきちんとキャリブレーションできていないかもしれないので放電電圧に関してはあくまで参考ってことで(なんだかいい訳が多いな^^;;;;)

1)本体サイズなど

セル
セル全長(端子含む)
セル長(端子含まず)
セル直径
重量
3300HVR
約43.6mm
約42.5mm
約22.7mm
約60g
3000HV
約43.3mm
約43.3mm
約22.4mm
約55g

シュリンクの上から測ったのでかなり怪しいですが、3300HVRの方がサイズが大きく、重量も重くなっているようです。僕の愛車アソシシャーシに取りつけてみましたがバッテリスロットには問題無く収まりました。シャーシのバッテリスロットを広げる手間が省けてよかったです^^)v

ヨコモブランドで発売された3300HVR(左)。SANYO RC3000HVより若干サイズが大きめ。
   
3300HVRでは+側端子が乾電池のように突起しています。組み立ての際には使用するシャンテに注意しないといけないかもしれませんね。
   
そのシャンテですが3300HVRに同梱されるものはこのような形状になっているので凹部をマイナス側に装着すれば問題無さそうです。ホッ。

2)放電特性の散布図

これは手持ちの3300HVRと3000HVの単セルを放電したときの放電平均電圧と所要時間をグラフ化したものです。3300HVRは3000HVに比べてセルのバラツキが大きいようです、マッチドの必要性は3000HVより高いかもしれません。放電時間は3000HVより長く、平均電圧は低いという傾向がグラフよりわかります。

 

3)放電特性-1

これは手持ちのセルの中で最も放電時間が長かったセルを比較したものです。意外と3300HVRが健闘しています(僕が持ってる3000HVが貧弱なだけかもしれません^^;;)。3300HVRでは放電末期の電圧降下がダラダラしていて、これが全体の平均電圧に影響しているようです。
*グラフは0.9Vまでの放電を記録したものです。

4)放電特性-2

これは放電平均電圧が最も高かったセルを比較したグラフです。放電前半はRC3000HV優勢といった感じですね。
*グラフは0.9Vまでの放電を記録したものです。

5)その他、今後の予定

3000HVはデータを取るたびに結果が異なる(前回はよかったのに今回ダメとか、その逆)傾向があったのですが、3300HVRに関しては良いものは良い、悪いものはいつも悪いという傾向があるようです。この辺に関してはもう少し時間をかけて調べてみたいと思います。気になる実走行への影響も同一指数下で確認してみようと思っています。

今後は仲間内のバッテリを借りて、サンプル数を多くしてデータを溜め込みたいと思います。