GP3300各ロットの性能比較
バッテリーセンターのデータを収集するうちにGP3300系セルには少なくとも3種類のロットがあることがわかりました。今回はこれらのロットの違いについてレポートしてみます。
もちろんこれ以外のロットもあるかもしれませんし、ここで紹介するデータは個人的に測定したものなので鵜呑みにしないほうがいいかもしれません^^;また、各社から発売されているマッチドバッテリではもっと素晴らしいデータとなることでしょう。
まず外見上の違いです。この写真は第1ロットのものです。 |
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これが第二ロットの外見です。よーくみるとシュリンクのカラーがメタリック調になっています。第1ロットとの区別は難しいかもしれません。 | |
そしてこれが第3ロット。オレンジの部分が赤茶に変わっています。イーグル模型からはGP3300 SPバージョンという名前で販売されています。 重量については各セルともおよそ61〜63g程でした。 |
次に各セルをエージングし、ターボマッチャーでデータを収集してみました(4.5A充電・25A放電のデータです)。
ここで丸いピンクは第1ロット、丸いブルーは第2ロット、丸いイエローは第3ロットのデータです。各カラーの■は平均データを意味しています。このグラフからわかる傾向は・・・
1.後期ロットの放電時間は短い
2.後期ロットの平均電圧は高い
各ロットの平均データは次のようになりました。
ロット#
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平均電圧
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平均時間
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平均mwhrs
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第1ロット
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1.1396
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518.250
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4100
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第2ロット
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1.1709
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505.125
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4106
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第3ロット
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1.1737
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494.333
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4028
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第3ロットでは平均電圧は上がっているものの、平均時間が下がっているため平均mwhrsが下がっています。電圧重視または時間重視で変わってきますが、バランスを重視するなら第2ロットがいいのかもしれません。