Team CRC Japan2019レポート(9)




ヤッキーさんより発売されたばかりのCK25-HTに関するレポートが届きました。開発の中心人物からの内容は必見です


皆さんこんにちはTeam CRC Japan ヤッキーです。

今回のレポートは昨日発売になった、Team CRC JapanオリジナルとなるCK25-HTをご紹介します

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まずこのシャーシのコンセプトはリジッドアスクル仕様でのコントロール性を重点に癖のないスムーズなコーナーリングを目指し納得いくまでテストを重ねた自信作です。

では、このシャーシの詳細と従来の2.5mmシャーシからの変更点をご紹介します。

【特徴】
アルミ板厚2.0㎜にする事によりこれまでより低重心化を実現し、なおかつ耐クラッシュ性アップのためデザイン変更を施し従来の2.5㎜厚と比べても同等の強度を確保しました

ボトムプレートも同様に耐久性を考慮したデザインへ変更してます

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メインシャーシのフロントトレッドはノーマリより片側1.2㎜ワイドと先に発売されたワイドカーボンシャーシと同じです。これによりフロントトレッドはホイルやフロントアクスルシム枚数にもよりますが167.5㎜〜169.5㎜となります

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特徴的だったT型のトップデッキ兼サーボマウントプレートを廃しサーボプレートだけ独立させました。これはメインシャーシの強度アップによりトップデッキによる補強が不要になったことで可能となりました。これでシンプルな構造になりクラッシュ時にシャーシなどの捻れを防止する目的と、縦方向の剛性を少しだけ落としてリジッドアスクルでのスロットルコントロールをやり易くするのが狙いです。抜群のリヤトラクションはそのままにギクシャクしないスムーズなコーナリングが可能です

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CK25-HTのアルミシャーシ重量は従来の2.5㎜厚とほぼ同じ重さにしてあります、敢えて軽量化はしてません。これは、アルミシャーシの良さを活かすためと、CK25は元々軽量なためこれ以上軽くしても結局レギュレーションに合わせウエイトなどを載せる必要があり、それならばシャーシの軽量化よりも耐久性向上を目指しました。ESCやモーター、ボディ重量にもよりますがモデ仕様で730g〜750gストック仕様で690g〜710gとなります

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他にはホイルベースの見直しや、重量配分の適正化をおこないコントロール性アップしてます。特徴としては以上ですが、組立にあたり2.5mmシャーシとの変更点など紹介します。

  1. ダンパーエンドボールをENCOREショック付属の長いものに交換する

トッププレートが約3mm後方になり、その分ダンパー長を伸ばす必要があります

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2.サーボプレートとダンパーの取り付けについて

CK25-HT専用品([TCJ-055])を写真のように使用します。ダンパーポストは以前からあるアンテナポストを使います

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*これまでのCK25J用のスライディングサーボ・ダンパーマウントも取付可能ですが写真右のように一番後ろの穴を一つ分カットする必要がありますがCK-HT25のサーボプレートを使うのが良いと思います

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3.メインシャーシが短くなっている関係で、リヤボディポストが約5mm前になります。フロントボディポストは同じです。あと、ホイルベースが約2mmショートになってます。

取り敢えず今までのボディを使いたい方は、リアのボディポスト穴を長穴にして ホイールアーチを少し修正(リヤのみ)すれば使えます

 

4.上から見てフリクションチューブが逆ハの字になります。これはバッテリーを後ろ搭載しピッチング方向に動いた際にバッテリーコネクター端子とフリクションチューブが干渉しないように逃げの意味もあり角度がつけてあります

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5.バッテリー前搭載時にアンテナポスト(ダンパーマウント)を標準位置より前にした場合にバッテリーストッパー用穴を追加してあります(センターに1つのみ)

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以上5点ですが、キット購入せずメインシャーシ&ボトムプレートのみでコンバートされる方は上記2を参考にして見て下さい。

 

クルマは2.5mmと同じセットで良く走ると思いますが、セットアップ情報などは随時アップしていきたいと思ってます。とにかく、とても良く走るシャーシなので是非試して見て下さい。

 

勿論、Team CRC Japanは今月開催される全日本選手権もこのシャーシで参戦します。会場ではユーザーの皆さんのサポートを全力でしますよ!かなり少数チーム体制になりましたが、小回りの利くサポートが出来ると思いますので皆様宜しくお願い致します。

以上でレポート終わりです

最後までお読み頂きありがとうございました

では、またです


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