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Team CRC Japan2013レポート(18)

ヤッキーさんから今年三本目のレポートが届きました


皆さんこんにちは、TEAM CRC JAPANのヤッキーです。

今回は前回に引き続き谷田部アリーナさんで開催された全日本選手権レポートのパート2をお届けします。

今年は昨年とは違い木曜にレイアウト変更&練習不可、金曜の予選1日目にいきなり走ることになりますが事前にセットは出ているので大丈夫だろうと。

そして頼りになる助っ人が急遽来てくれて、金、土と2日間だけメカニックをお願いすることにしました。初日は練習走行を含めると6回走ることになり、忙しいだろうと思っていたところだったのでとても助かりました。

さて、いよいよレース開始です。

【プラクティス】
組み合わせが発表になり、出走順もジャンケンにより公平に決められたところなんと1ヒート目でした。タイヤを食わない路面用に少し軟らかめにし、ボディにリップを足しました。他は事前練習と同じ。たった5分の練習走行でクルマのセット良し悪しを見極めるのは難しくコース慣れに専念しました。チュリチュリ路面を覚悟してましたが、所々グリップしないコーナーはありましたが想像してたほど食わなくはなかったです。

 

【コントロールプラクティス】
ここでリタイヤなどして失敗すると大変ですから、まずは完走を目指し頑張ります。セットは練習時と同じ、リップは迷いましたが付けてまま行きます。走り出してみるとグリップ感はそこそこあり走らせやすいが曲がりません。フロントタイヤのグリップ剤塗り幅と反応時間はメカニックにおおよそ伝えてありますがお任せ状態です。もしかした塗り幅が足りない?とも思いましたがとにかくミスしないように走りました。ラウンド終了後にヒート組み換えとなり、総合33位4ヒート目6番手スタートになりました。

 

【予選1ラウンド】
左右の曲がりが少し違ったのでキャンバーとツイークを少し調整し、もう少しリヤグリップを上げたかったのでダンパー長を62.7mm→63.1mmに伸ばした。このラウンド終了後に再度ヒート組み換えになるので今度は完走は勿論、攻めの走りで頑張ります!

メカニックにはフロントタイヤのグリップ剤を前回より多めに塗るようにお願いしました。スタートしてみるとリヤグリップは全く問題なかったですが曲がりません。後半タイヤが欠けたのか左右で曲がりが変わりコントロールが難しくなりましたが何とか堪えてゴール!ラスト1周で他車と絡んで大きくタイムロスしたのが悔やまれます。組み換えが行われ総合29位となり4ヒート目2番スタートになりました。

 

【予選2ラウンド】
ピットに戻り次の作戦をメカニックと話し合ってたところ、ツイークプレート用のポストのシャーシ側のビスが片側脱落してるのをメカニックが発見しました。左右の曲がりが違うのはこれが原因でした。樹脂ポストのネジ穴がナメてて抜け落ちたようです。これではツイークプレートが自由に動いてしまいまともに走りませんね(汗) ポストを新品に交換して、サーボを1mm後ろにしてアッカーマンを変更 フリクションチューブを#20000から片側だけ#10000に変更 ツイークも再度調整して少しだけ締め込みボディのリップも外して、もっとクルマを動くようにセット変更です。

セット変更は良い方向にい行き、少し曲がるようになりましたが、どうも前後のロールバランスが合っていないようで、フロントのロール量が少ない感じです。これはタイヤの減り方で大よそ解るんですが、フロントタイヤに負担がかかり過ぎ摩耗が激しかったです。

事前練習ではそのような減り方はなかったので、レイアウトと路面にセットが合ってないようです。

 

【予選3ラウンド】
フロントのロール量を増やすに一番簡単なのはフロントスプリングを軟らかくするのですがこれだと動きが変わり過ぎるので、レース中やるのはどうかと思いましたが昨年は守りのセットで失敗したので今年は攻めのセットで行こうと、0.5→0.45に変更する事にしました。フロントスプリングはCRC以外は使ってなく、0.45でもヘタりのない長めのスプリングをチョイスして、リバウンドはなしとしました。他にはキャンバーを調整したのと、後ろのボディポストを1mm上げました。

走ってみるとクルマは抜群に調子良くラップも安定してるようです。このヒートでは1,2番手を走ってたようですが、バックマーク車の処理に戸惑いタイムロスしましたが2位ゴールでした。クルマは調子良いので次に繋がるはずです!

 

【予選4ラウンド】
金曜日最後の予選ラウンドになります。セットは何も変更せずそのまま行きました。前半かなりいいペースで走ってたところ、2分過ぎにストレートエンドでステアリングが切れなくそのまま正面からフェンスに激突してしまいました。何が起きたのかさっぱり解りません???

あの速度で激突ですからクルマは大破してボディもかなり損傷してしまってショックでした。ラップも大会中ベストラップと調子は抜群に良かったので残念ですがこれもレースです。クラッシュの原因はサーボトラブルによるものでした。

 

●土曜日【予選5ラウンド】
明けて土曜日です。この日から気温が一気に上昇して朝から蒸し暑くかったです。ストッククラスの予選があるため、予選開始は18時過ぎとかなり時間に余裕があり私は10時頃会場入りして、ストッククラス参戦の方たちのお手伝いをしてました。クラッシュで壊れたリヤセクションをメカニックさんに治してもらいクルマは問題なく復活しましたがボディのフロント部分が割れたおり、仕方なくテスト走行で使ったタイプ2で行くことにしました。このボディはパート1レポートで書いたように、2mm前寄せになってます

気温が上がり路面変化が予想がつかなかったので、リヤグリップ確保するためにダンパー長を63.1→63.4と伸ばしました。他はそのままです。ヒート組み換えが行われ、またまた4ヒート6番手スタートです。スタートしてみると、前日とは違う動きでクルマのスムーズさがなく初期の曲がりは良いのですが、後半アンダー気味でラップが上がりません。クラッシュのダメージが何処かにあるのかも??

 

【予選6ラウンド】
これが最後の予選です。34周フラットがベストリザルトだったので35周は入れねば!と色々と考えましたが、ベストだった予選3ラウンドのクルマの動きになるべく近づくようボディを修正してタイプ1にしました。他は全て予選3ラウンドと同じセットです。

クルマの動きは悪くはないですが、やはりスムーズさが少しなく挙動が安定しません。淡々と走りミスなくゴールしましたが35周に2秒届かず。

総合36位となり決勝はDメイン6番手です。

 

初日から良い感じでセットが決まり上向きだったはずが、4ラウンド目のクラッシュで歯車が狂ってしまい、それを挽回出来なかったのは紛れもなく私の技量やデータ管理不足によるもので今後の課題です。

 

●日曜日【決勝】
前日より更に気温が上昇したようで、朝から暑かったのと寝不足により頭痛が酷く体調は最悪でしたが、9:30からの練習走行に向け早めに会場入りしてメンテしました。

まずは練習走行でフロントタイヤ径を0.2mm大きく、ツイーク見直し キャンバーも0.2°寝かし、以上3点を変更しました。ここまでは予定通りだったんですが走行直前にサイドリンクの動きが渋いのを発見(汗) 仕方ないのでガタ調整用のビスを緩めましたが、ボールシートがズレているようで治りませんでした。この部分のチェックは怠らないようにしてたはずなんですが予選5,6ラウンドの不調はこれだと確信したと同時に肝心なところをチェックしなくて何をメンテしたんだ?と自分に腹が立ちました。練習走行後にリヤセクションをバラして確認すると、やはりカクカクした動きになっており

これを完璧に治し決勝に挑みます。

Dメイン決勝は午後2時過ぎと時間がありその間は、ハヤトくんのクルマ出しなどしてたんですが体調が悪化して立っているのがやっとの状態でした。ですが、気合いで決勝に!!

 

スタートは出遅れ混乱に巻き込まれ飛んだ時にタイヤが欠けたのを目の前だったので見えてしまい、こりゃマズイと焦りました。右コーナーで巻き気味ですがクルマは悪くなく必死にコントロールしてたのは記憶にあるんですが、他は全く覚えておらず終わってみたら3位ゴール。

その後よくよく考えたらメイン優勝できなかったのは凄く残念だったので

また来年頑張ります!!

 

下記は予選3ラウンドのセットです。10月13日に谷田部アリーナさんでCRC&ヨコモカップも開催されます。参考にして下さい。

○全体

ボディ=プロトフォーム AMR12(リップなし)
シャーシ=CRCジェネレーションXti Altered Ego
フロントタイヤ= PM3 G35  42.2mm(硬度35度 新品)
リヤタイヤ=PM3 G35  43.0mm(硬度33度 新品)
グリップ剤=フロント TC-2PLUS 7mm リヤ TC-2PLUS 全塗り
反応時間=フロント30秒~1分 真空容器に入れリヤ30分
前後ホイール=フロント・ HR-38FLEX リヤ・HR-38FLEX
ギア比指数=スパー・ PRS(94T)
ピニオン・PRS 21T 指数・30.16
車高=およそ 前・3.5mm サイドリンクピロボール下・3.8mm

ボトムプレート前・4.0mm ボトムプレート後ろ3.5mm
バッテリーポジション=後ろ

 

○フロント

スプリング=CRC 0.45
キャンバー=約右1.8°左2.0°
キャスター=約8°
トー=0.4mmアウト
キャスターブロック=樹脂10°
リバウンド=なし
ライドハイド=フロントエンドプレート下なし
                  ロアアーム下0.8mm樹脂スペーサー×2
アッパーアーム=ノーマル
トレッド=167mm(アクスルシム0.5mm2枚)
サーボマウント=フロントサス後ろ平置き
サーボセイバー=キンブロミドル

 

○リア

サイドスプリング=CRC ブルー *外側穴使用リヤボトムプレートに触れるから1回
転緩める
フリクショングリス= CRC #20000
センターショック=ENCOREショック
ショックオイル・スプリング=アソシ #50・BMIブルー(アソシブルー)
リバウンド=ダンパー長で約2mm
リアトレッド=170mm
デフグリス=Niftech2002-DLS

 

[TCJ-027] Team CRC JAPAN Xti Altered Ego用強化ツイークプレート

[CRC3276] Gen-Xi/XL用フロントカーボン・トッププレート(ショートアッパーアーム用)

*試作強化型ボトムプレート

 

○メカ類
バッテリー= [CRC3705] 3.7V 7000mAh 90CハイパフォーマンスLi-Poバッテリー
モーター=Black Knight 3.5T(D3.5ベース)(モデ用11.5mmローター、進角-5コマ)
ESC=ブラックダイアモンドV3.0.1(スロットルプロファイル4)
センサーコード=[ky190] ゼロフリクション・センサーケーブル(160mm)
別電=[laje-20249] DCブースター
プロポ=KO EX-1 ver.2(エキスパートグリップ仕様)

レシーバー=KR-411FH

サーボ=KOプロト

 

以上レースレポートはこんなところです。

 

今回一番印象に残ったのは予選最終ラウンドのチームヨコモ村井さんの走りでした。地元シルバーストーンさんでレースも戦ってますが、この時の村井さんの何としてもファイナルへ残ってやる!と言う気迫の走りは鳥肌が立ちました。ご本人曰く「神が下りてきた」と言ってましたが、素晴らしい走りでした!これは強く心に残りこれは絶対にレポートに書こうと決めてました。若い方々が活躍する中、同年代のドライバーとして元気づけられました。

 

また優勝した直人くんおめでとうございます!

 

チーム成績としてはハヤトくんが昨年同様3位と健闘しましたが私を含め他のメンバーは成績ふるわずあまり良い結果ではなかったです。これはチームの纏まりの悪さも大きく影響していると感じ今後どうしたらいいのか模索中です。

更なる躍進を皆さんに誓いレポートを終わりにしたいと思います。

これからもTEAM CRC JAPANを宜しくお願いします!!

 

最後にサポートして下さった

Kimihiko-yanone.net代表矢野さん

KO PROPOさん

チームメンバー

メカニックの小柳津くん

 

ありがとうございました!

 


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