Team CRC Japanのエースドライバーハヤトより今年4本目となるレポートが届きました
TeamCRCjapanハヤトです。
今回は10月6日~8日にアメリカ/フロリダ州タンパで開催されたIFMAR 1/12レーシング世界戦選手権のレポートです
既にTeamメートのKAZUKIさんが詳細なレポートをUPしてくれているので、私のレース結果及びマシンセット(こちらもKAZUKIさんとホボ同じ)を中心にレポートさせて頂きます。
<大会初日>
この日は、前回2012年の世界戦結果によって組分けられたヒートでの練習走行(計5回)です。練習走行と言っても、この練習走行のタイム(連続3LAPベスト)で、明日から行われる予選ヒートの組分けがされるため、全選手全力走行です
会場となったMINNREGホール
1パック目は、現行モデルで信頼度の高いオルタエゴで走行しました。車のバランスは抜群にいいのですが、コーナースピードが周りのマシンと比較するとチョット悪い感じでした
そこで2パック目はCRCプロトタイプで走行しました。このマシンは世界戦前の合同テストで、KAZUKIさんがスーパーLAPを出していたので、チームメカニックのヤッキーさんにお願いし、KAZUKIさんと同じセットのマシンをあらかじめ準備してもらっていました。若干リヤのグリップが低いが、コーナースピードが抜群に良いので、マシンはプロトタイプに決定しました。早い段階でマシンを選択できたので、3パック目以降からは、KAZUKIさん&ヤッキーさんと相談しながらマシンを仕上げ、納得のいく完璧なマシンが完成しました。結局、練習走行でのタイムは総合5番手となり、明日からの予選は最終ヒートで戦うことになりました。
ハヤト練習ヒート2回目
各練習ヒート動画へのリンク
ハヤト練習ヒート3回目 ハヤト練習ヒート4回目 ハヤト練習ヒート5回目
練習最終ヒート(前回世界戦Aメイン級選手) 2回目 3回目 4回目 5回目
<大会 2日目>
この日は、練習ヒート1回、予選を5ラウンド行いました
ハヤト練習ヒート6回目
マシンは前日の練習走行で抜群に良かったので、予選ラウンド中は、グリップ剤の塗り時間&タイヤ径の変更のみで対応できました。
動画は各リンクをクリック
・予選1回目 序盤までTOP争いするも、細かいミス連発で 6番ポイント
・予選2回目 残り時間30秒までTOPを快走するが、最後にミス! 悔しい 2番ポイント
・予選3回目 気合入れすぎてダメダメ 12番手ポイント
・予選4回目 レース展開が良くなく、我慢の走りで 7番手ポイント
・予選5回目 スタートからTOP争いをするがストレートENDでクラッシュ リタイヤ
5ラウンド終了時点で総合6番手となり、ほぼAメインが確定したので、明日の最終ラウンドに向け、ヤッキーさんにフルメンテしてもらいました。
<大会 3日目>
この日は、練習ヒート1回、予選1ラウンド&各メインの決勝となります。(Aメインは3ラウンド、A以外は2ラウンド行います)
予選6回目 気合入りすぎた? 7番手ポイント
最終的には、予選8番手となってしまいました。かなり悔しかったけど全て自分のミスなので・・
しかし、マシンは常に良い状態を維持しているので(これはヤッキーさん&KAZUKIさんのお陰です)気持ちを切り替えて決勝に挑みました。Aメイン8番手からのスタートです
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決勝A ラウンド1
スタート直後のゴチャゴチャを抜け出せ、3周目には3番手まで浮上!
TOP2台は、約半周前にいるのでここは無理せずに走行を続けます。残り時間30秒! なんとか3位でゴールできるか!っと思った瞬間、まさかのバッテリーダウンです。最終LAPで北澤選手にかわされてしまい悔しい4位ゴールとなりました。(バッテリーダウンの原因は、決勝に向けてESCの設定を上げ過ぎた)
・決勝A ラウンド2
またまたスタート直後に上位陣が接触! その隙をついて5周目には3番手まで浮上!
TOP2台まで2秒差だったので、全開走行にチェンジするがストレート入り口で痛恨のミスをしてしましい、最終的には8位ゴールとなってしまいました。
・決勝A ラウンド3
マシンはTeamの皆さんのお陰で完璧な状態なので、なんとかしたい気持ちで最終ラウンドに挑みました。
スタート直後に5番手に上がり、BestLapも自己最高となる8秒65まででているので、更に上位を狙って走行! 7周終わった時点では3位まで浮上! TOPマシンにも近づいているので
ラジコン人生の中で一番の気合で攻めて攻めて攻めまくりました。 これはいける! 絶対いける! と思いながら走行! しかし、レースは甘くなかった。 私が一番苦手とするストレート入り口で痛恨のミス・・号泣
結局6番手でゴール
世界戦2度目のチャレンジは総合7番手で終了しました。Teamの皆さんのお陰で、勝てるマシンを作ってもらったのに、期待に応えることができなくてメチャクチャ悔しかったです。 また2年後の世界戦でリベンジしたいと思います。
今回の結果は、私一人では絶対に出来なかったと思います。世界戦前から私のマシンを常に完璧に仕上げてくれたヤッキーさん! マシンセットの相談&アドバイスをしてくれたKAZUKIさん、そしてこのBIGイベントに参戦させてくれた矢野さん 本当にありがとうございます。
また、全日本から常に私の車出しを担当してくれたKO PROPO穴原さん きっと胃が痛かったと思います。感謝の言葉がみつかりません
そして、日本から応援してくださった皆さん、こんな私をサポートしてくださったメーカー様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。
【スポンサー様】
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kimihiko-yano.net
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CRC
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KO PROPO & KO USA(ロバートさん)
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TRINITY
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Advanced Electronics
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SQUARE
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Panaracer
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QTEQ
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Early Paint & ToyoPe
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CREST SPEEDWAY
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チャンスサーキット埼玉店
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こたつファクトリー
最後に、世界戦マシンセッティングデータです。(KAZUKIさんと 受信機以外は全て一緒)
<全体>
マシン: CRCプロトタイプ (Xti WC)
BODY:プロトフォーム AMR(とりおん製リップを追加)
タイヤ:フロント=PM 3 GX35 41.5mm(HR38 FLEX):リア=PM 3 GX35 42.0mm(HR38 FLEX)
(予選から決勝まで GX35のみで完璧でした)
グリップ剤:F=コントロール1/2 25分真空:R=コントロール:60分真空
<フロント>
Fスプリング:チームグレード0.45(リバウンド1.0)
キャンバー:右-2.0 左-2.0
キャスター:フルバック
トー角:トーアウト 1.0
キャスターブロック:10°(樹脂製)
アーム:ショート(ノーマル)
CRC3276 トッププレート使用
<リア>
サイドスプリング:CRC0.5(締込みはシャーシに触れた状態)
ピッチング:ヨコモXショック
スプリング:ヨコモブラック(ピッチングのリバウンド1,2mm)
オイル:ヨコモ1000 3穴
サイドチューブ:Shur Lubeグリーングリス Shur Lubeレッドグリスを片方ずつ
サイドリンク:ノーマル前側を1mm上げ
<メカ>
アンプ:ブラックダイアモンド
モード:クレストモード(パワー重視):パソコンからESC設定変更
・START RPM 3000 → 5000
・End TIM 20 → 32
プロポ=KO EX1
サーボ:KO RSX12
受信機:KR413
バッテリー:TRINITY
モータ:TRINITY D3.5 3.5T(進角-15目盛) TEP1151ブルーマグネット使用
スパー:PRS 94T ピニオン:Panaracer23T
車高:フロント=3.3mm 中央=3.4mm リア=3.5mm
バッテリーポジション:前
スクエアデフリング使用
過去のレポートへのリンク