Team CRC JapanのKAZUKI選手がフロントエンドの組み立てについて説明してくれました。CRCユーザー必見です
CRC JAPAN KAZUKIです。
今回のレポートは、CRC XTI-WCのフロントエンドついてのお話をしたいと思います。全国的に拡大中のCRCユーザーのお力になれば幸いです
サスアームなど各部をスムーズに皆さんも作られているかと思いますが、見落しがちなポイントをご紹介します
まずフロントキャスターとフロントシャーシ部分のねじれです
フロント部分のシャーシのねじれは、[CRC3358] Xti-WCフロントエンドプレートのネジの止め方で癖が付く場合があります。そこで私は、6本のネジがスムーズに入る様に、2.9mmのリーマーでネジが通る箇所を拡張してからフロントエンドプレートをシャーシに組み立てています。こうすることでシャーシのねじれもなくなり、左右の車高の合うようになります。
ネジを止める時も、外側の対角線から均等に締めていくといいでしょう。
エンドプレートが付きサスアームを付けキャスターブロックを付ける際に皿ネジが裏から出てしまう場合があるので、皿ビス加工をし、皿ビスが出ない様にしています。
また、ロアアームも高速コーナーの外側の足が上に上がってしまい、車高が合わなくなり左右バランスが影響でるので、こまめなチェックが必要です。
キャスターの確認は専用のゲージが無いとチェックが出来ないので、私はキミヒコヤノで販売している
[SMT-135] キャスターゲージを使用し左右をチェックしています。
その際、純正スペーサーだと左右を細かく調整出来ない事があるので、ヨコモ製ZC-S20スペーサーを使用して微調整しています
CRC XTI-WCフロントエンドアップデートパーツで使用率が非常に高い、[CRC3276] Gen-Xi/XL用フロントカーボン・トッププレート(ショートアッパーアーム用)ですが、これを取り付ける際にネジを締め込み過ぎてしますと、キャスターが左右でずれることがあるので、注意が必要です。
トッププレートを付けてから、キャスターゲージでズレが無ければ完璧です。ズレてしまった場合はネジを締め込み過ぎの可能性がありますので、リトライしてみてください
トゥエウルブマシンのキモでもあるフロントエンド部分は納得の行くまで擦り合わせをして下さい。これが、トゥエウルブの楽しみの一つでもありますね。
ガタ無くスムーズに出来たフロントエンドは何回でも触っていたくなりますよ(笑)
マシンの造り込みがあってこそのRCです。
皆さんも自分なりの完璧なフロントエンドを完成させて下さいね。
また次回をお楽しみに KAZUKI
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