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Team CRC Japan2007レポート(7)

2007年のワークスドライバー 岩手県 S吉 さんから1回目のレポートをいただきました。
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CRC Japan2007レポート 1回目
CRC Japan2007 ワークス待遇を受けさせていただく事になりました岩手県のS吉です。
ホームコースは、岩手県奥州市にある水沢ラジコン室内サーキットです。
http://www.mzrc.com/
このコースは、東北では数少ない室内コースで、1/12でもハイサイドする位ハイグリップ路面で、最近では、1/12を走らせる人が増えています。また、レースも23Tストックモーターで行われていたので、初心者の人でモデファイモーターでは速すぎると思っている人にも参考になるレポートを書いて行きたいと思います。
今年1年よろしくお願いします。
今回は、ジェネレーションXの組み立てている時に気になり加工した所や自分流の組み立てをした部分をレポートしたいと思います。
センターピボット組み立て
プレスチックピボットプレートとカーボン製ピボットプレートのネジ穴の間隔が若干違ったのでプラスチックピボットプレートの穴を2.3mmに広げました。


カーボン製ピボットプレートにプラスチックピボットを入れる時、若干きつめだったのでリーマーで広げました。広げすぎてガタが出ないように注意して下さい。

リアポットの組み立て
説明書では、トッププレートとXブレスを付けてからボトムプレートに取り付けていますが、次の順番で組み立てました。
1. ボールスタッド取り付け(3個)
2. 左右ポッドポレートをボトムプレートに取り付けます。この時、ノギスで間隔を測り平行に取り付けます。

前後の下側の間隔が出来るだけ同じになる様に左右を入れ替えて調整します。
3. トッププレート取り付け
取り付け後前後の上側の幅を測定し極端に狂っていないか確認します。

4. Xブレスの取り付け
この順番で組み立てると歪みの少ないリアポッドに組み立てられると思います。
ツイークプレート組み立て
説明書では、ツイークプレートにスタンドオフを付けてからシャーシに固定していますが、
1. ボールスタッド、サイドスプリング取り付け
2. シャーシにスタンドオフを取り付け(4本)
3. セッティングボードにシャーシを押さえながら、ツイークプレート取り付け
この順番で組み立てるとツイークプレートの歪みを防げると思います。
プロストラットの組み立て
キャスターブロック取り付け用の皿ネジの頭が若干出ているので、オプションの[CRC3236] 3mmグラファイト・ライドハイト・スペーサ(Gen-X)を使用する場合は皿加工を深くするか、ネジの頭を削り出ないようにして下さい。(アルミ製スペーサーで取り付ける場合は問題無いです)

↑リアアクスル用1/4シムを挟んで高さ調整しました。
アッパーアームにヒンジピンを通しスムーズに回るか確認します。

もし、引っ掛かる場合ピン穴を広げます。

ドリルの刃などで広げると真っすぐになりにくいので、自分の場合2mmのシャフト(タミヤのタムテックギアのサスピン)にプライヤーでキズを斜めに付けた物を使っています。(キズが大きすぎると穴が広がりすぎます)

キズの付けていない方から通し、シャフトを回し、傷を付けた部分でヒンジ部を削ります。次に逆側から同じように通し反対側のヒンジ部を削ります。
アッパーキャップを取り付けて自重でストンと落ちなければもう少し削ります。
アッパーアームだけでスムーズに動くようにしてから、テフロンワッシャーを入れてアッパーキャップを固定して、同様にアッパーアームが、自重でストンと落ちるか確認します。落ちない場合自重で落ちるようにテフロンワッシャーの厚さを調整します。

自分の場合は、ヨコモの2.0mmスペーサーシムを使い調整しました。上(前)から0.13、0.5、0.5、0.5、0.5 でガタ無く組めました。
その他の部分は、説明書きちんと読んで組み立てれば問題なく組み立てられると思います。今回紹介した加工は、ほとんどの1/12に流用できる加工、調整なので、参考にしてみて下さい。また、1/12は、「ガタが無くスムーズに動く」「歪み、左右のズレ」に注意して組み立て、メンテを行ってみて下さい。
次回は、シェイクダウンの様子をレポートする予定です。
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