Team CRC Japanドライバー ヤッキーさんから今年4回目のレポートが届きました。次回CRCカップがおこなわれるシルバーストーン定期戦レポです。CRCカップに向けたアドバイスにも注目です
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皆さん こんにちは、Team CRC Japanメンバーのヤッキーです。
今回は10月8日に開催されたシルバーストーンさんでのナイトレース・レポートです
本来なら全日本選手権レポートとなるはずでしたが初歩的な整備不良によりリタイヤの連続でまともに走れず皆さんの参考にならないと判断して今回のレポートとしました。ご了承ください。
それでは、レースレポートに入る前に私のクルマをご説明します。
レース参戦は3カ月ぶり、と言うかシルバーストーンさんで走るのも3カ月ぶりとなります。クルマは3カ月前の仕様のままメカレイアウトを変更し保管してました。
写真を見て頂けるとおよその仕様は分かると思いますが一番の変更点はアンプのセンター搭載です。これは、最近流行りのインラインバッテリー搭載車を見てバッテリーを縦にオフセット搭載するより重いESCをセンターに載せた方がマス集中になるのではないかと考えこの仕様にしました。
また、ESCの搭載位置を少し変えれば簡単に左右バランス取れるのもメリットの一つで、バランスウエイト(15g)を外せて軽量化にもなりました。
実はこのクルマは本来この載せ方を推奨してましてメーカー標準のメカレイアウトなんです。
私のクルマはメカスペースを広く取りたくアンテナマウントを横に向けシャーシに穴あけして二点止めとしてあります。(センターショックの角度調整用に2.5mmのカラーを挟みポストをかさ上げしてます)
これにより慣性マス集中化は勿論、左右の重量バランスも簡単に合わせられ癖のない素直なクルマになりますのでお勧めです。先日発表になったGen-Xiも同じコンセプトですね。
その他の変更点としては、サーボ(サンワSRG-HR)に合わせサーボマウント用穴を開け直してます。あと写真の右側のロアアーム固定ビスは8-32逆ネジを使用してシャーシの捻じれとクラッシュ時のロアアームのズレを抑えてます。
バッテリーコネクターはQTEQパワーバナナコネクターを使ってます。もうこれは定番になりつつありますね。
クルマの仕様はこんなところです。
では、レースレポートに移ります。
実はこの日、仕事のため参戦を諦めてましたが前日深夜に休みが決まり急遽参戦となったためタイヤなどの準備は全く出来ないままでした。それに加え今月からレイアウトも変更になり久々のアスファルト路面で少し不安でしたが早朝からの私用を済ませサーキットに早めに到着、少し寝不足たったためのんびりと準備じて練習走行に備えました。
【練習走行】
シルバーストーンさんでの定番タイヤのPM2フロントパープル・リヤライラックなんですがリヤタイヤの手持ちが新品2セットしかなく、取り敢えず他のリヤタイヤで練習することにしました。
この日は天気も良く気温も上がり湿度も低く路面コンディションはそこそこ食うレベルで名物?のメガグリップにはなりそうもなくタイヤ径は大きめのF42mm/R43mmから始めコース慣れ&セット出しをしました。
レイアウトは難しくはないですが、タイムを詰めていくのはどんなレイアウトでも難しいです。
今回のレイアウト↓ 反時計回りです。
1パック目から普通に走り安心しましたが、どうもストレートがふらつき気味でまっすぐ走りません。リヤタイヤが軟らかくふらついているようです。そこでフロントのリバウンドを0.2mm→0mmとしRタイヤ径も42.5mmに変更それに合わせFも42mm→41.8mmにしました。ボディをAMRかR8cのどちらにしようか迷いましたがCRCユーザーの博さんからのアドバイスでR8cで行くことにしました。
が、しかしタイムを確認するとベストラップは5,6番手とあまり速くなく自分では悪くないはずなのにタイムは出ないと、あまりよろしくない感じでした。
そこで練習最終パックでRタイヤの慣らしを兼ねPM2ライラックでやってみたところ、リヤがどっしり落ち着き少しアンダーでしたが良い感じになったので安心しました。
店長がレース用プログラム入力中でタイムは見れなかったですがタイムも出てたはずです。
【予選1ラウンド】
今回は参加人数18名で予選は最終組の一つ前です。
タイヤ径:F41.8mm R42.8mm(前後フレッシュ)
グリップ剤:F8mm5分 R全塗り30分(真空抜き)
少しビビって練習時よりグリップ剤塗り幅(フロント)を2mm狭くしたせいか、アンダー気味でしたがクルマは安定感あり走らせ易いです。しかし、飛んでしまい5秒ロス。
48L 08`05.598と暫定6位
海外勤務から1年半ぶりに帰ってきたCRCユーザーの柴田さんが暫定2位と調子良いです。
【予選2ラウンド】
タイヤ径:F41.8mm R42.8mm(前後フレッシュ)
グリップ剤:F10mm5分 R全塗り30分(真空抜き)
Fトレッド:169mm→168mm
以上の変更で曲がりは1ラウンドより良かったですがまだ少しアンダーでした。またまた飛んで4秒ロス(汗)
49L 08`08.529と暫定4位
ヨコモR12(改)を駆る宮川さんが絶好調で50L 08`07と一周差です。
【予選3ラウンド】
タイヤ径:F42.0mm R42.8mm(前後フレッシュ)
グリップ剤:F10mm5分 R全塗り30分(真空抜き)
フロントタイヤを0.2mm大きくした為、曲がりは良くこれならイケる!と気合いで走ってたところ、進入角度が悪かったのか5分過ぎにハイサイドしてしまい大きくロスタイム(6秒)
49L 08`06.892とタイムアップはしましたがカワダの井上さんに抜かれ予選4位となりました。
宮川さんは更にタイムアップして1周以上の差です。
CRCユーザーの柴田さんも5位に入り前回に引き続きAメイン入りです。チームメンバーのとくぞ~さんは、今回不調でした。
【決勝】
タイヤ径:F41.8mm R42.5mm(前フレッシュ)
グリップ剤:F10mm5分 R全塗り20分(真空抜き)
リヤトレッド172mm→170mm
リヤタイヤを予選で使った物からチョイスした中古です。あと、ランタイムに余裕があったのでモーターの進角を1コマ進めました。
予選で不調だったチームヨコモの村井さんは決勝では必ず調子を取り戻すでしょうし、絶好調宮川さんも手強いですから作戦としてはスタートの混乱を上手くすり抜けあとは全力で走るのみです。
そして、いよいよスタート!集中していたためよく覚えてないですが、スタートの混乱は上手く抜け宮川さん、村井さん、私の順でした。村井さんになんとか食らい付いていこうと頑張ろうとしたところ村井さんがkクラッシュで後退(後で聞いたらサーボセーバーが壊れていたそうです)2番手になりました。
しかし、宮川さんは簡単に抜ける相手ではありませんからとにかくミスをしないように走ることだけを心掛け淡々と走ってたところ少しずつですが差が縮まってきました。もしかしてこれはイケるかも!!と全神経を集中させ宮川さんをプッシュ!!
5分経過したところでテールツーノーズになり軽く接触してしまい私は横を向いてしまいましたが、宮川さんはそのまま待っててくれ、バトル再開。そして6分経過した辺りで、インが空いたので飛び込みパスすることが出来ました。
その後数周接近戦でしたが、宮川さんがミスして後退し後にリタイヤしてしまい後半1分は楽な展開でそのままトップゴールできました!
(クリーンなレースをしてくれた宮川さんに後で聞いたら決勝はリヤグリップが少し足りずペースが上がらなかったそうです)
何年このナイトレースに出場したことか・・・やっと優勝でき嬉しかったです。
ゴールしてから皆さんに祝福してもらえたのがとても嬉しかったです。
ありがとうございました!
決勝最終結果です。
1位ヤッキー CRC
2位井上選手 カワダ
3位柴田選手 CRC
4位渡辺選手 カワダ
5位山崎選手 ヨコモ
6位宮川選手 ヨコモ
7位村井選手 ヨコモ
となりCRCは1,3位入賞となりました!!
下記は決勝のセットアップデータです。
(そこそこグリップ路面)
○全体
ボディ=BlackArt Aud R8c
シャーシ=CRCジェネレーションXLノーマルシャーシ
フロントタイヤ=PM2 パープル 41.8mm (フレッシュ)
リヤタイヤ=PM2 ライラック 42.5mm (中古)
グリップ剤=マイティーグリッパー フロント10mm リヤー全塗り
反応時間=フロント5分 リヤ20分(真空抜き)
前後ホイール=フロント・ HR-38 リヤ・HR-38
ギア比指数=スパー・ TEAM CRCモールド・スパーギア(88T)
ピニオン・PRS 22T 指数・33.36
車高=およそ 前・1.8mm バッテリーサイド・2.0mm 後ろ・2.1mm
バッテリーポジション=後ろ
○フロント
スプリング=CRC 0.5
キャンバー=約右0.5°左0.5°
キャスター=約5°
トー=0.5mmアウト
キャスターブロック=樹脂10°
ピポットボール=[CRC32462] プロ・ストラット用フロントピポッドボール(ブロンズ)
リバウンド=なし
ライドハイド=1.5mmアルミスペーサー+[TCJ-011] CRC GEN-X用カーボン・フロントライドハイト・スペーサー1mm
アッパーアーム=ロング
トレッド=168mm(0.5mmシム3枚)
サーボマウント=平置き
サーボセイバー=XRAY 372500 XII Composite Servo Saver
*[BA-005] GEN-XL用フロントエンドアップグレードキット
*[CRC3252] グラファイト・ステアリングアーム(Gen-X)
*ステアリングブロック下に0.5mmシム追加
○リア
サイドスプリング=アソシ グリーン *リヤボトムプレートに触れる
フリクショングリス=京商 #10000
センターショック=ENCOREショック
ショックオイル・スプリング=アソシ #30・[CRC32992] VCS/Encoreショック用スプリング(ホワイト)
リバウンド=ダンパー長で約0.5mm
ライドハイドスペーサー=CRC 1.5mm
リアトレッド=170mm
デフグリス=Niftech2002-DLS
*[CRC1763] フル・ボックストッププレート
*[TCJ-001] XJリアポッド用モータープレート(ノーマルWB)
○メカ類
バッテリー= [CRC3702] 3.7V 6300mAh 50CハイパフォーマンスLi-Poバッテリー
モーター=TRINITY 3.5T D3 (13mmローター、進角-1)
ESC=ブラックダイアモンドLV(スロットルプロファイル3)
センサーコード=[ky190] ゼロフリクション・センサーケーブル(160mm)
別電=[laje-20249] DCブースター
サーボ=サンワSRG-HR
レシーバー=RX-451
博さんが固定カメラで決勝動画撮ってくれたので貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=48Ak8hfmw10
以上でレースレポートは終わりですが
来月11月20日にCRCカップ最終戦がこのシルバーストーンさんで初開催されます。そこで私からのセットアドバイスを少し
●タイヤ
レポートにも書いたようにPM2タイヤが抜群に良く
フロント パープル
リヤ ライラックまたはダブルピンク
肝心なのはタイヤをケチらない事です!
特にフロントタイヤは新品か練習で使った物を削り
表面をフレッシュな状態で使う。
練習で使ったタイヤをそのままレースで使うと間違いなく後悔しますよ!
●ボディ
今回私はR8cでしたが、もっと路面が上がるはずなのでAMR・HD・ザイテックになります。
どれが良いのかは個人のフィーリングにお任せします。
因みにチームヨコモの村井さんはザイテック・カワダの井上さんはHDです。
●セット
ハイサイドしてどうにもならなかったら一番効果あるのは
キャンバーを立てるです。
私の場合0.5°~0°で調整してます。
クルマにもよりますが、1°以上は即死です。
有りがちなんですが、フロントの車高調整するために
ライドハイトスペーサーを交換し車高だけ合わせ走行させる。
ロアアーム固定ビスを緩めたら必ずキャンバー調整しないとダメです。
ここでは0.2°狂っただけで別のクルマになります。
あとタイヤ径を小さくするのも効果ありますが
必ず前後同じように小さくする。
前後のタイヤ径の差は1mm~0.5mmが基本です。
●どのサーキットでも基本なんですが、セットがある程度決まったら
必ず8分間走ってみる。
ここの路面は後半6、7分になるとフロントタイヤのグリップが上がり
リヤタイヤがそれに負けてリヤが出てくる傾向になるので
しっかり8分走りその傾向を掴んでおき、対策するのがトータルで
速く走れるセットになりますから。
と、簡単ですがこんな感じです。
CRCカップは参加費無料で豪華景品も参加者全員にありますので皆さん是非参戦して下さい。
ストッククラスもありますから、そちらもふるって参加して下さい。
以上です
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