2009年06月11日
Team CRC Japan2009レポート(15)
- きみひこ
- 19:56
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- カテゴリー:レポート(2009年)
2009年のワークスドライバー 愛知県ヤッキー さんから3回目のレポートが届きました
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皆様こんにちは、Team CRC Japanメンバーのヤッキーです。
今回のレポートは6/7にシルバーストーンサーキット行われた
1/12中京地区予選のレポートです。
共に参加したTeam CRC Japanメンバーのとくぞ~さんからもレポートがある
はずですので、私なりの観点からお伝えしたいと思います。
会場となったシルバーストーンサーキットのレイアウト(反時計回り)
参加人数25名と昨年よりは多い参加者でしたが、通過枠20名と完走さえすれば通過は間違いない状況でしたのでレース中様々なセット変更してみました。
当日は普段のナイトレースより食わない路面だろうと予測して
Fタイヤ・PMパープル41.5mm
Rタイヤ・CRCマゼンダ42.5mm
車高・前後2mm
ボディ・パーマスピード8HD
ホイルは私の好みで小径ホイル(F・TRC/R・RC4L)
上記のセットは固定して事前練習中、Fスプリングを
[CRC3390] プロストラット用フロントスプリング 0.45mm(Gen-X)に変更しました。これは今まで使ってたTRINITY社の[RE1082] 0.022スプリングは現在入手困難なため、このスプリングでセットを出しても皆さんの参考にならないと判断したからです。
このセット変更で、初期の曲がりはなくなりましたがハイサイド防止とクルマの動きがマイルドになり
コントロールしやすいクルマになりました。この”コントロールしやすい”と言うのはとても重要でコントロールが難しいがラップが速いクルマより8分間安定した走行が可能になり、多少のミスもクルマがカバーしてくれるので集中力も持続します。
あと、センターショックをSilva Concepts社のダイアフラム式HPS2ショックからキット標準のDura-Shockに変更しました。
これは、チームメンバーのとくぞ~さん他Gen-Xユーザーのテスト結果からDura-Shockの方がギャップで跳ねなくて高速コーナーの進入で挙動が安定すると聞いたためです。
実際にテストしてみたところ、コーナー進入で荷重移動がゆるやかになりシルバーストーンサーキットのようなハイグリップサーキットではザクリ対策にもなり好感触だったのでこれで行くことにしました。
上の写真はレース前に撮ったもので、前回レポートしたニューパーツは全て装着してます。
ではレースレポートに移ります。
【予選1ラウンド】
私は最終組5ヒート目の走行となりこのヒートには、チームヨコモの村井さん、チームカワダの福岡くんやTeam CRC Japanメンバーのとくぞ~さんも一緒です。
村井さんや福岡くんは異次元の速さで、このお二人には必ずラップされますから邪魔にならによう気を使います。スタートしてみると、予想したより路面が良くFタイヤのグリップ剤の塗り幅が広かったようで殆どのコーナーでクルマが浮いてます(汗)
ステアリングを丁重に切らないとハイサイドしてしまうので8分間が凄く長く感じました。
今回のテーマは路面が多少変化しても、クルマの動きが変わらないセットのはずでしたが見事に外してしまいました。
【予選2ラウンド】
当日の天候は晴れ、気温上昇とともに湿度も下がりこれ以上路面は上がらないだろうと予測し、グリップ剤の塗り幅を調整するのみでいけそうでしたが、何か普段やらない事をやりたくなりバッテリーポジションを前から後ろにし、さらにサイドスプリングをブルーからオレンジとソフトにしました。通常はレース中にここまで大きな変更するのは得策ではないですがレースだと違いがはっきり解るので試しにやってみました。
スタートしてみると、クルマが浮くような挙動は一切なくリヤがどっしり安定しました。しかし、レースレベルでの曲がりとは程遠くまったりとした動きでコントロールしやすいがラップは遅く淡々と周回をこなす程度でした。
このラウンド終了時点で8位
【予選3ラウンド】
2ラウンド目の教訓?からバッテリー後ろ搭載とソフトなサイドスプリングはこのサーキットでは合わないと判断し、バッテリーを前搭載に戻し、グリップ剤の塗り幅を約2mm広げました。スタートしてみると少し浮きぎみでしたが1ラウンド目ほどではなくコントロールは楽でした。しかし初期の曲がりが今一つでラップペースが上がりません。気負いからかミスも多くそのままラウンド終了です。
最終結果9位です。
ラウンド終了後肝心なところで結果が出せない自分に不甲斐なさを感じましたが、エキシビジョンレースの決勝に向け気持ちを切り替え挑むことにしました。
【決勝】
Fタイヤを0.5mm小径にし、サイドスプリングを通常だとボトムプレートに触れる程度の締め込みから、約1mm浮かしフリクショングリスを#5000から#10000へと固くしました。
Bメイン2位のポジションからスタートです。スタートしてすぐの混乱で最下位に落ちましたがクルマの動きは良くラップペースも安定しているようで中盤でトップグループ追いつきました。ここからチームホットボディーズの高尾選手や原選手とクリーンなバトルを繰り広げ面白かったです。特に原選手とは熱い戦いをしつつ紳士的なバトルをして下さりこの場を借りてお礼申し上げます。
予選で少し凹んでましたが、このバトルは楽しく気分良く予選会を終えました。ありがとうございました。
下記のセットは決勝でのセットです。
ベストは速くないですが、コントロールしやすく安定したラップが出せます。
クルマ・日付・コースGen-x シルバーストーン 09年06月07日
○全体
ボディ=パーマ・スピード8 HD
シャーシ=カーペットナイフ・ジェネレーションXキット
グリップ剤=マイティグリッパー・フロント 1/3塗り10分 リヤ 全塗り15分
前後タイヤ=フロント・PMパープル41mm リヤ・CRCマゼンダ42.5mm
前後ホイール=フロント・TRC リヤ・RC4Less
ギア比指数=スパー・PRS90T ピニオン・PRS23T 指数・34.10
車高=およそ 前・1.8 後ろ・1.8
バッテリーポジション=前
○フロント
スプリング=[CRC3390] プロストラット用フロントスプリング 0.45mm
キャンバー=約右0.5°左0.5°
キャスター=前に0.4mmシム、0.2mm
トー=1mmアウト
キャスターブロック=アルミ10°
アッパーアーム=ロング
ライドハイドスペーサー =樹脂製ライドハイドスペーサー 5mm
+Fibre Lyteライドハイトスペーサ1.0mm
リバウンド=0
タワーバー=グラファイト・ブレース
トレット=167mm
サーボマウント=平積み
サーボセイバー=キンブローミドル
○リア
サイドスプリング=[WT2915] プログレッシブ・スプリング(オレンジ)
プリロード=約1mm浮かし
フリクショングリス=京商 #10000
ライドハイトアジャスター=CRC 1.0
センターショック=Dura-Shock
ショックオイル・スプリング=TRINITY #700・ [CRC1348] ゴールドスプリング
リバウンド=0
リアトレッド=168mm
*ロングサイドリンク仕様[CRC3280] モールド・ロング・サイドリンク(クランプ式)
○メカ類
モーター=ベクターX11 4.5T
ESC=NOSRAM Pearl Evolution ISTC (2、3、0、0)
別電=無し
サーボ=DS3401
レシーバー=SANWA RX-451
今回の予選で5位通過した柴田選手はジェネレーションXにクルマを変えてから絶好調です。本人曰く、このクルマは楽に速く走れると気に入ったようでこれからの活躍が期待されます。クルマの写真を撮るのを忘れてしまいました。またの機会に
予選レポートは以上で終わりますが、最近のお気に入りアイテムをご紹介します。そのアイテムとはQTEQ社から発売になった「デフリングトゥルアー」です。(以前トップページでも紹介されました)
この商品はよく考えられており、これで磨くことにより高精度のデフが簡単にできます。
写真で確認できるかと思いますが、このデフリングトゥルアーで磨くとデフリングが反っているのがよく解ります。写真は最終仕上げしたもので、鏡面とは程遠いレベルなんですがこの少し傷(ヘアライン)がミソだそうで、実際走行させてみるとスルスルなのに滑らない不思議なデフに仕上がり、持続性もありデフメンテサイクルも延びます。磨き作業には多少の腕力?が要りますがとても気に入りました。
リングホルダーは1/12用だけでなくF-1やツーリングカーのデフリングにも対応してますから、興味のある方は試してみて下さい。使ってみれば、良さがわかります。
恒例の谷田部合同練習は6/13~14に行います。今回は仕事の都合で私は行けませんが12ユーザーが沢山集まると思いますので、ご都合つく方は谷田部アリーナへ!!
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