僕が愛用している充電器はイーグル模型が輸入・販売しているCDC Ver5.0です。CDC Ver5.0には2タイプあるようで、僕が持っているのはディスプレイバックライトが装備されていない初期型のものです。屋内サーキットではバックライト無しでも特に不満は感じなかったのですが、屋外のしかも夜間では視認性が悪くて充電器を傾けて角度を調整しないと表示が見れないことがありました。
でもこれだけでCDC Ver5.0の後期型(やVer6.0/B)を買うのももったいないのでディスプレイを交換してみることにしました。その他の機能に特に不満が無いので次に「僕の心を揺さぶる」充電器と出会うまで使い倒そうと思っています。
もちろん改造することでメーカの保証が受けられなくなると思いますので自己責任での改造となります。
愛用のCDC Ver5.0初期型。機能には不満が無いがディスプレイのバックライト化にチャレンジします。 | |
改造前のディスプレイ部。良く見ると■が横に16個ならんでいるのがわかります。それが2行あるので16x2のディスプレイのようです。 | |
本体を分解するまえにケース裏面シールを外します。保証外になる瞬間^^;; |
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4本のビスを外すと簡単にケースが外れました。ディスプレイと本体側基盤がケーブルでつながっているので注意深くコネクターを外します。 | |
分解されたCDC Ver5.0。ディスプレイは4本のビスで外すことができます。 | |
外されたディスプレイ。改造に失敗した場合はまた使うので大切にとっておきましょう^^;; | |
16x2のバックライト付きディスプレイは秋葉原の秋月電子で見つけることができました。必要なものがパッケージングされ、1100円という安さ。他の商品同様、秋月電子のホームページから通販もされています。 | |
標準ディスプレイとサイズを比べてみます。左がバックライトあり、右が無しのディスプレイです。バックライトありは厚めになっていますが、なんとか装着できそうです。 | |
ディスプレイ部のサイズは同じでした。ただし実装基盤が小さいのでノーマルと同じ方法ではケースに装着できそうにありません。この辺は後で考えることにします^^;; イイノ? | |
標準のディスプレイ基盤部。基盤にはピン番号がプリントされています。1番ピンが最も右、16番ピンが最も左になります。CDCの場合は1,2,3,4,5,6と11,12,13,14ピンが使われています。 | |
一方こちらはバックライトディスプレイの基盤部。場所とピン番号の配置が違っています。こちらは左の列が奇数、右の列が偶数の配置で左下が写真にあるように1番ピンです。バックライトディスプレイには詳しいデータシートが添付されているので各ピンの割り当てがハッキリしているのですが、標準のディスプレイはピン割り当てがわからないのでテスターをつかって調べてみました。 |
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調べたところピン1とピン2(電源線)の配置が逆になっていることがわかりました(調べておいてよかったぁ〜)。まとめると・・ どうやらピン1とピン2だけ入れ替えれば動作しそうです。さっそく標準ディスプレイのケーブルをはんだコテで外して付け替えます。 |
ケーブルを付け替えたところ。ピン1とピン2だけ入れ替えて、あとは標準ディスプレイと同じピン番号にはんだ付けします。 | |
ここまでできたら本体コネクターにディスプレイを装着して動作を確認します。無事表示できました。次にバックライトの準備をします。 | |
バックライトディスプレイの基盤にはバックライト用のパターンが準備されています。写真の「J3」という部分をはんだで接続し、R9に抵抗(キットに付属)を接続します。キットには10Ω抵抗が3つ付属していて、いくつ並列につなぐかでバックライトの明るさを調整できます(僕は3つ並列に接続しました) | |
見えずらいですが、J3を接続し、R9に10Ω抵抗を1つ接続したところ。このあと並列にあと2つ抵抗を追加します。 | |
そして本体に接続し、動作を確認します。見事バックライト点灯!やった甲斐があったと感動した瞬間。 | |
それでは後回しにしていたディスプレイの固定を考えます。どうしても標準ディスプレイのようにネジ固定できそうにないので、今回はサーボ固定用の強力両面テープを使うことにしました。強度的にも問題なさそうです。上の写真の銀色部分に両面テープを張りつけ、ケース側のプラスティック部品と接着します。 | |
両面テープで固定したディスプレイ。サイズも標準品とピッタリで何の違和感もありません。 | |
本体を組み立てて完成。改造前とは比べ物のならないくらい視認性が向上しています。 |
調子に乗ってきたので次回はもうちょっと改造してみようと思います。