DDT製作レポート

冬シーズンのRCはDDT(Direct Drive Touring) で楽しむことにしました。ここ至るまでの経緯(自分に対する動機付け?)は。。

1)寒いところはイヤだ --> サーキットは晴海 --> でもスポンジタイヤ禁止
2)1/12のバッテリー・モータを寝かせておくのはもったいない --> 4セル・9Tで遊べそうなもの
3)いまさらツーリングもちょっと。。 --> お金かかりそうだし。。

始めはツーリングカーに4セル積んでやろうかと思ったけど初期投資がかかりそうだし、メンテも大変そう(特にダンパー4本とか苦手)。そんなとき晴海でDDTをやってる方と遭遇。「楽しいですよ〜」の一言で購入を決定^^;; さっそく発売元のD-Drive Sportsさんに連絡して発注しました♪在庫もあるということで二日後には商品が到着。早速組み立てに取りかかりました。

DDTのパッケージ。コラリー社のCCT(Corally Competition Touring)というモデルにD-Drive Sportsさん特製(?)のホイールハブが同梱されたもの。ちなみにCCT自体はスポンジタイヤ仕様のシャーシ(PRO10のベーシック版といったモデルのよう)。この他にメカ類、ボディー、ツーリングカー用フロントホイルハブ、タイヤ、ホイルを準備する必要がある。
   
ちょっと気になったのは箱の大きさ。組み立て済みって聞いてたけど小さすぎないか??RC12L3と比べてみました。
   
開封して安心。ピッタリとシャーシが収まっていました。ホッ
   
YRX-2000(左)と。全長は大差ないが、トレッドはかなり狭くなっている。
   
パッケージの同梱品。デカール二枚とボディマウント、アンテナ、タイロッド、ツーリングカー用ハブ(D-Drive Sport製)、ハイトアダプターとネジ類、ドライバー。組み立て済みだけあって少ないです^^ 気楽です♪
   
ボディーマウント。コラリー特有のネジでハイトを調整するタイプ。
   
タイロッド。これまたコラリーおなじみのセンタ・一点止めタイプ。
   
DDTの肝といえるツーリングカー用リアハブ。袋の中にはフロント用シャフトが入っている。フロント用の六角ハブは別途用意する必要があります。
   
リア用ハブの内部。しっかりと作られていてかなり丈夫そう。左右共通に使えるのがいい。
   
ハイトアダプターとネジ類。ツーリングカー用タイヤを使うので車高は一定になるはずなのでハイトアダプターは一度決めてしまえば変更する必要はないかも。この辺も気楽でいいです♪
   
同梱されるピニオン(下)は首が長いタイプでした、市販のピニオンでもつくのかな〜?この辺はおいおい確認していくことにします。上はアソシから発売されているピニオンです。
CCTには16Tピニオンと90Tスパーが同梱されています(48ピッチ)
   

同梱されるマニュアル類。完成済みだけあってイラストの組み立て図はありません。英語で書かれた文字ベースの組み立て説明書が入っています。っといってもシャーシの構造が簡単なので難しいことはないでしょう。その他に日本語のパーツリストとツーリング用ハブの説明書が付いています。

英語説明書には指数表やチームコラリーのセッティングTIPSがあります♪

   
完成済みのシャーシをみていきます。これはバッテリーを上から押さえるプレートです。このように手で外れるリングで固定しています、便利。主要な部分は工具無しでアクセスできるのがコラリーですね〜
   
バッテリープレートを外したところ。振り分けバッテリーのスロットもあります。
   
パッケージやD-Drive Sportsさんのページで標準となっているストレートバッテリーを搭載したところ。
   
バッテリー後部はすっぽりはまるようになっています。
   
バッテリープレートをつけて、横からみたところ。ストレートバッテリーを使うならこれで十分といった感じです。
   

バラセルを載せてみました、Tバーが無いだけあって左右のバッテリはかなり中央に寄っています。DDTにはこのように1/12で使ってる4セルバッテリーを使おうと思っています。

   

バッテリープレートをつけて横からみたところ。シャーシに落とし込まれる分、上部に隙間が。。このままではとても走行できません^^;; しかも向かって右側のセルはシャーシ下から出てるし^^;;; 穴が大きいみたい^^;;

後日談:掲示板でRRさんに教えていただきました。バラセルは特製プレートの上に載せるように設計されているようです。このため、シャーシ上の穴は少し大きく開いているそうです。プレートだけはPowers Japan経由で購入できるようです。

   
リアポッド周り。Tバーが無いシャーシは初めてなのでマジマジと観察しちゃいました^^
   
同じくリア周り。モータマウントが固定されるロアプレートは前後のボールシートでフローティング化されています。
   
ブラックのモータマウント。かっこいいぃ〜と眺めていたら傷がついている部分をマジックで消している部分を発見(写真中央、てかってる部分)。この辺はあまりこだわらないので良しとしよう ^^;;
   
フロントサス。1はキャンバー角を表しているそうです。キットには1°のステーが同梱されています。
   
もうちょっと引いて見たところ。コラリーのアイデンティティーを感じる部分。ここでもしばし観察
   
フロントサススプリング。手でテンションを調整できるようになっています。STナックルは上下に4mm程ガタがあるのでシム調整が必要になるかもしれません、この辺は走行させてみて詰めていこうと思っています。
   
ちょっとここで問題発生!1/12バッテリを載せてみたらバッテリーシャンテがバッテリープレートと当たってるToT 。バッテリー外側にシャンテがあれば問題ないでしょう。
   
しかもこれだと上からセルを押さえつけるのが難しそう(プレートとの接触が少ない気がする)。1/12のようにテープで押さえるのはできそうにないし。。というわけでFRPからプレートを自作することにしました。
   
昔使ってたアスチュートのFRPシャーシから自作したプレート。シャンテを避けるように肉抜きし、バッテリーを覆うようにしました。時間が無かったのでデザインはこんなもんでしょう^^;;
   

プレートに堅めのスポンジを貼りつけてバッテリーを押さえるようにしました。がっちり固定されるので問題ないでしょう(多分)

   
それではCCTをDDTにコンバートしていきます。まずはカーボンリアアクスルのデフ側を少し切断します。説明書にはハブから14mmのところでカットと書かれていますが、13mm程のところで長めにカットした方がいいと思います(カットが少ないとツーリングカー用ハブに干渉します)
   
次にボールデフのテンションを調整するナイロンネジをカットします。これは説明書通り9mmで問題ないでしょう。
   
加工した部品を取りつけます。糸鋸があれば5分ほどで作業は完了します。D-Drive Sportsさんでは加工済みパーツも販売しているようです。
   
リア用ツーリングハブのネジは緩みやすいようなので説明書通り、接着剤で固定しておきます。
   

ハブを装着します。写真では長めのネジになっていますが、ジャストフィットするネジも同梱されているのでそちらを使いましょう^^;; マチガエチャッタ

ボールデフの効きを調整するネジはツーリングカー用ハブに覆われるので調整は少し面倒かもしれません。

   
反対側のハブを取りつけます。こちらは加工不要でボルトオンで装着できます。
   
次にフロントをDDTにコンバートします。これはノーマルのフロントアクスルです。やはり手で外れるようになっています(実に楽♪)
   
ノーマルフロントアクスル(左)とDDT用フロントアクスル。DDT用アクスルには別売りの六角ハブをつけています。
   
DDT用アクスルを装着したところ。標準品を外して、交換するという実に単純な作業。
   
ツーリングカー用ホイルを装着してみました。ここまできたら完成あるのみ!徹夜を決意した瞬間 ^^;; アシタハドウナルノ?
   
STサーボはYRX-2000で使っていたFUTABA S9450を付けてみました。シャーシにはオフセットされた穴がいくつかあるので穴あけ作業は不要でした。
   
タイロッドを付けたところ。長めなのでニッパーでカットする必要がありました。トー角の調整はイモネジを緩めて無段階に調整可能。
   
シャーシには使わないネジ穴が一杯あるので、ポンダーステーもつけてみました。
   
モータは1/12で使ってるオリオン10T3Wをチョイス。
   
キットにはピッチングダンパーが付いていないのでタミヤF1で使っていたダンパーを移植。全長が少し足りなかったのでダンパーエンドを長めのものに交換(バッテリープレート作った時点で穴位置変えておけばよかった^^;;)。
   
(ちょっとはしょったけど)完成したDDT。アンプと受信機はサーボ後ろに搭載、ちょうどバッテリープレートに隠れるのですっきりとした印象。
   
夜中に自宅前で塗装したボディーを搭載。下手したらスプレー落書き小僧と誤解されるんじゃないかとビクビクしながら塗装。1/12同様、一色塗りです^^;;
   
寝ようかなと思ったが、もう一度ボディを外して観察。車高はフロント・リアともに3.5mm〜4.0mm程
   
リアビュー。自分的にはRCW表紙みたい!とはしゃいでいた^^;;;;;
   
フロントから。眠気のせいかピンボケ。完成済みキットだけどネジの増し締めはやっておいたほうがいいでしょう。
   

シャーシ下面。0.5mmほどバッテリがシャーシ下から出ているが、気にしないでいくことにする。晴海はカーペットだし。シュリンクが破けるようなことになったら対策します。

後日談:掲示板でRRさんに教えていただきました。バラセルは特製プレートの上に載せるように設計されているようです。このため、シャーシ上の穴は少し大きく開いているそうです。プレートだけはPowers Japan経由で購入できるようです。

   
標準のハイトアダプターではリア車高が高いので同梱される#1アダプターに交換しておきました。
   
フル舵角するとバンパーにタイヤが干渉するため、接触部をカットしておきました。
   
フロントホイルのネジには余裕があるので、トレッド調整もできそうです。今回は薄めの六角ハブを使ったので厚いタイプのハブも用意しておこうと思います。

こうして朝日を浴びながら短い眠りにつくのであった。もちろん寝顔は笑顔だったことでしょう^^ シェイクダウンが今から楽しみです♪