Team CRC Japan2019レポート(3)




チームの長老ヤッキーさんより今年二本目のレポートが届きました


皆さんこんにちは、Team CRC Japan チーム監督?のヤッキーです。

今回はボディの穴開け&カット&搭載方法などの私流ですがご紹介します 。皆さん独自のやり方もあるでしょうし、もっと簡単な方法もあるでしょうが1例として参考にしてみて下さい。

まず、ボディの穴開けからの作業になりますが、肝心なのはボディポスト&固定ビスが曲がってないか確認します。フロントのボディポスト用ビスが曲がってるとこの曲がりによりボディ受けのピンやOリンクがボディとの接触位置が左右で違ってしまうのでボディが傾いたりします。なのでポストだけでなくビスの曲がりチェックして下さい。

では作業に入ります。

私はペイントされてるボディを穴開け&カットすることが多く、穴位置の違いによる走行特性変化しないように必ずテンプレートを制作してます。このテンプレートは新品で作るのが理想ですが、勿体ないので程度の良い中古ボディを使い写真のようにボディ穴を塞ぐように透明ポリカーを重ねて貼り穴位置をマーキングしてセンターに小さな穴を開けます。テンプレートの準備ができたら新品ボディに重ねてサークルカッターなどの針を使いピンポイントで小さな穴を開けます

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これでボディリーマーで穴を開けるさいに最初の飛び込みのズレずを防げ正確に開けられます。穴位置が完璧に決まったら次はカットする訳ですが私の場合は写真ように専用のカットライントレース用ペン[GRC301] ボディー・トリミング・ペン システム[BDTC-MKP] TC Body Marker Line Kitを使いラインを書きサイドは定規を当てカッターで切りフロントは曲線ハサミ(良く切れるもの)を使い、リヤはこの様にガイドラインを書き曲線ハサミでカットします

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そして、フロントのみボディパッチを貼りますがこれ以外の補強は一切しません。写真のブラックアート社のボディはフロントもしっかりしてるんで、補強はしなくて大丈夫ですしボディは軽い程動きが良くなりますから補強はしない方が良いです。補強によってクルマの動きが変わってしまいますし、ハイグリップ路面だとハイサイドの原因にもなります

そして最後にホイルアーチのカットなんですが、バッテリーも載せて走る状態にしたクルマにボディを被せフロント、リヤともセンターにマジックなどで印を付けサークルカッターでカットしますがリヤのセンターが分かりにくいですよね?なので、このようなセンター出しのジグを自作して使ってます。これでアーチもズレる事なくカット出来ます

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以上の作業で肝心なのはカッターの刃をけちらず交換することです。切れない刃は作業効率と正確さが落ちるだけです。

テンプレートがあれば上記の作業時間は15分程です。話が前後しますが、ボディの前後位置(前出しとか)もセットの一つですが私はテンプレートで決められた位置から変える事はしません。同じボディでも載せ替えたら動きが違う?調子が悪くなったとかあったりしますから常に同じが精神的にも良いからです。

さて、穴開け&カットが終わったボディをクルマに載せて次はボディの高さ調整します。写真のローラフロッピーはホイルアーチをカットするとボディサイドが拡がるのは皆さんご存知かと思いますが、この拡がり具合によりリヤの高さも変わります。限りなく低く載せるのが基本で目安としては前側のバッテリーコネクターに触れるか触れない程度までボディを低く載せてみて下さい

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後ろを上げ前傾姿勢にするセットもありますが、ハイグリップ路面やリジッドアクスル仕様のクルマは低く搭載した方がハイサイドやインリフトも抑えられます。フロントは路面のうねりやギャップで高さは変わりますが、なるべく低く尚且つ路面干渉しないギリギリを攻めて下さい。車高ゲージなどて計っておいてデータ化しておくとボディのへたりとか高さによる動きの違いとか把握できると思います。

ストレートで舞い上がってクルマを壊したくないですしね。以上のように高さもバッチリ合わせたらお気に入りのステッカーを貼り暫し見とれて完成です。あと、ボディピンの位置ですが私はフロントはガッチリ、リヤは浮かして止めてます。フロントガッチリは走行中ボディが動き挙動が乱れるのを防ぎリヤは縁石などに乗ったときの逃げです

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と、私流はこんなところですが皆さんの参考になれば幸いです。

以上でレポート終わりますが1/12の定番ボディとなっているBlack Art社からUltra-Liteボディが各種発売になりました!ウルトラライトです!!ウルトラってどこまで軽いのは私もまだ知りませんがとても気になっているボディです。

オンラインショップにも近々入荷するそうなので皆さん楽しみにしてて下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

では、またです。


 

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