当店コースMRWで使用している計測ソフトに新機能が追加されました。これを機会に練習時のタイムの見方などをまとめました
1)こちらの画面はMRW営業時にパソコンで動作している計測ソフトの起動画面です。今回はこの画面のA、B、Cの部分について説明します
MRWでは効率よく練習できるように3分を1セッションとしてラップタイムを計測しています。計測ラインを通過すると計測がスタートし、3分経つとゴールとなり周回数がアナウンスされます(途中10周毎にゴール予想もアナウンスされます)。この計測は各ドライバー(ポンダー)毎に独立しておこなわれます。5名のドライバーがコース上にいれば5つのタイマーが独立して動作するイメージです
3分経過後、そのまま走り続けると自動的に次の3分の計測がおこなわれます。3分で何ラップできるか目標を立てることで実戦的な練習ができます(MRW Ver12.0レイアウトの場合、青モーター、6Tピニオンなら3分で19-20周いけば上出来、コースレコードは21周です)
上の写真のAには「最新の3分セッションの結果」がドライバー毎に表示されます。ここで3分で何周したか、ベストラップ、平均ラップなどをチェックできます
上の写真Bの部分をクリックすると下写真のような画面が表示されます。ここには「今日記録した全ドライバーの全セッションの結果」が表示されます(MRW通常営業時にはこの画面を表示した状態にしています)。
この画面には「今日の走行セッションすべての記録」がドライバー(ポンダー)毎に表示されています。ドライバー名部分をダブルクリックすると大きな画面でタイムを確認できます
上の例ではドライバー「たこりんく」さんはこの日12回の3分セッションを走行しています(画面左上の#の部分がセッション番号)。11回目のセッションは11時44分23秒に計測ラインを通過して3分セッションが開始、19周を3分8秒7で周回してゴール。最終周のラップタイム9.279秒、ベストは19周目にマークした9.279秒、平均タイムは9.936秒だったことがわかります
そして各セッションの全ラップも確認できます(画面中段の Session #1の部分)
そして画面一番下にはこのドライバーが今日マークしたベスト周回数とベストラップが表示されます。この画面をもとに戻すにはウィンドウ右上
ここまで説明したデータで個人の記録はチェックできました。しかしその記録が全体ではどのくらいのレベルなのかチェックすることが困難でした。特に多くのドライバーがいる場合には大変でした
そこで今回追加された新機能が役に立ちます。はじめに紹介した写真のCの部分です
この部分はいくつかのタブで構成されています。今回紹介するのはこの中の「Best Laps」と「Practice」タブです。下の写真は「Best Laps」タブの表示例です
その名のとおりここには「各ドライバーがマークした1周のベストラップ」が表示されます。これで一発のタイムがどのレベルなのか他のドライバーと比較できます
そして「Practices」タブには「各ドライバーがマークしたベスト周回数」が表示されます。ここで3分まとめたリザルトを他ドライバーと比較できます
上記の例は「本日営業開始してから(Today)」のデータですが下の写真のように右クリックをすると次の範囲でデータを呼び出すことができます
Ever:記録が残っているすべての範囲(MRWは2010年の開業から)
Today:今日の営業開始からの範囲
24h:過去24時間の範囲
Week:今週の範囲
7 days:過去7日の範囲
Month:今月の範囲
30 days:過去30日の範囲
MRWでは1ヶ月毎に周回方向が変わるので上の写真で「Month」を選べば今月の一番が誰なのかすぐにチェックできます
MRWで使用している計測ソフトは全ドライバーの過去リザルトをデータベースに格納しています(ただし1ラップ毎のタイムはデータ量が多くなるので記録していない)
もし過去の自分のタイムを見たいときは上の写真のようにドライバーを選択した上で右クリックメニューで「Properties」を選択します。すると下の写真の画面が表示されます。これはドライバー(ポンダー)の登録画面です
ここで画面Fの部分を押すと「このドライバーが登録されてからのすべてのデータ」が表示されます。例えば1年を通じて自分がどれだけレベルアップしたのかここで確認できます
以上でタイムチェックの方法の説明は終わりです
ここからは裏技2つ前の写真のD、Eの部分について説明します。これをうまく利用すると普段の練習をより効率よく進めることができます
まず2つ前の写真Dの部分「Practice Time」の部分です。この部分は「00:00:00」になっています。前述したようにMRWでは3分を1セッションとして計測しています。しかし「自分は5分で計測したい」という場合にはここを「00:05:00」としてAcceptボタンを押します。これでこのドライバーだけは5分を1セッションとして計測がおこなわれます(他のドライバーは変わらず3分のまま)。ただしこの設定はパソコンをシャットダウンするとリセットされるので一日の初めに設定し直す必要があります
最後に2つ前の写真Eの部分「Best Lap Target」の部分を説明します。これも通常は「00:00:00」になっています。ここに「自分の1ラップ目標タイム」を設定するとそれを達成したときは計測ライン通過音が特別な音になります。例えば1ラップ9.2秒を目標したいならこの部分を「00:09.200」としてAcceptボタンを押します。9.2秒かそれより速いラップの場合は特別音、遅い場合は通常の通過音が鳴ります。例えば3分で20周が目標なら9秒にすると良いでしょう(もちろん他のドライバーには影響しません)。この設定は保存されるので一度設定すれば大丈夫です