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各ドライバーのラップタイム評価

今回は下の画像で示したZROUNDのRace Managerのデータについて説明します。この部分には走行している各ドライバーの1周目からのラップタイムが表示されます

今回の例では矢野1、矢野2という2名が走行しています。Numが周回数を示していて各ドライバーのラップタイムが表示されています。そして各ラップタイムは緑や黄色などで色分けされています

ドライバー矢野1の2周目は12.819秒。紫は各ドライバーのベストラップ

色分けされたタイムを見るとひと目でラップタイムのばらつきがわかります。レース運営者はこの色を大まかに見ることでそのドライバーが安定して走ってるか、どこかでミスをしたか判断することができます

そのラップが良かったのか悪かったのかはRace Managerの次の部分で定義できます。当店コースMRWではこのようにしています

加えてラップタイムを何と比較するのか基準を定義できます。Race Managerの次の部分です

AVE基準:ドライバーの平均タイムを基準にする
Best LAP基準:コースレコードを基準にする
Driver Best基準:ドライバーのベストラップを基準にする

このように設定すると各ラップタイムは次のように色分けされます

それではドライバー矢野1を例に具体的に見てみましょう

1)AVE基準の場合
ドライバーの平均ラップは次の場所に表示されています。矢野1の平均タイムは12.764です

このとき矢野1のラップタイムはこの範囲で色分けされます

13.064秒以内なら大変良い、13.264秒以内なら良いラップと色分けされる

実際に見てみるとこのようになりました(矢野1の列に注目)

これを見るとドライバー矢野1は7周目までは緑が多く安定していると言えます。ただ8周目にミスがあったようです。同じようなタイムで安定して走っている場合はこのように緑が多くなります

2)Best LAP基準の場合
ここで言う「Best LAP」は個人のベストではなくてコースレコードを示しています。コースレコードはRace Managerのこの部分に表示されています。この例では8.775秒がコースレコードです

このとき矢野1のラップタイムはこの範囲で色分けされます

9.075秒以内なら大変良い、9.275秒以内なら良いラップと色分けされる

実際に見てみるとこのようになりました(矢野1の列に注目)

これで見ると黄色が多くて、コースレコードに対しては遅いラップであることがひと目でわかります

3)Driver Best基準の場合
最後に基準タイムをドライバーのベストラップとしたときの例を見ましょう。ベストタイムは紫で色分けされています。ドライバー矢野1のベストタイムは9.652秒です。このとき矢野1のラップタイムはこの範囲で色分けされます


9.952秒以内なら大変良い、10.152秒以内なら良いラップと色分けされる

実際に見てみるとこのようになりました(矢野1の列に注目)

3周目の9.652秒に対して黄色が多く安定していない。7周目の10.586秒はどこにも該当しないのでホワイト表示

色々と設定を見てきましたがまずはAVE基準で運用して様子を見るのが良いと思います。レース運営の方は「緑が多いーー>安定」「黄色、赤ーー>ミス」と覚えておくと良いでしょう

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