Team CRC Japan2010レポート(11)




TEAM CRC JAPANヤッキーさんから今年3本目のレポートが届きました
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皆さんこんにちは、Team CRC Japanメンバーのヤッキーです。
今回は6/12に岡崎のシルバーストーンさんで行われたナイトレースの模様をレポート
します。
まず、このレース参戦のため事前練習を6/5にチームメンバーとくぞ~さん、CRCユーザーの博さんと合同テストを行いました。この日は湿度も高く路面コンディションは良く実戦的なテストが出来ましたが何故か私のクルマだけハイサイドしてしまい、良いセットが見付けられないまま時間切れとなりました。
この後、とくぞ~さん、博さんとハイサイドの原因など話し合い
①フロントアライメントの見直し
②アッカーマンの見直し
③フロントサスのガタ取り
④センターショックのテスト
⑤ボディ変更
具体的にはそれぞれ
①キャンバー計測の精度アップ
②[CRC3252] グラファイト・ステアリングアーム(Gen-X)→[CRC3377] プラスチッ
ク・ステアリングアームに変更(ノーマル)コーナー外側のタイヤを切れなくし初期の曲がりを抑えた
③ガタを限りなく減らす事により、コーナーリング中の安定感を上げた
④ノーマルのENCOREショックと旧型のDura-Shock をショックオイルを変えたものを
それぞれ3種類づつ用意
⑤プロトフォームAMR→パーマHDに変更
以上の5点変更しレースに挑むことにしました。
それではレースレポートに移ります
4月からレイアウト変更になったシルバーストーンサーキット(反時計回り、ピットエリアからの撮影)

参加人数はモデ20名ストック7名と、このところ関西方面から参加される方も居て参加人数も増えてきて盛り上がります。
私は10時オープン前に到着し朝から気合い満々でした。まず路面コンディションはレース路面とは程遠いレベルでしたがセンターショックを毎パック変更し動きの違いをテストしたところ今回は旧型のDura-Shock がフィーリングが良かったのでオイルを#400→#500→#600とテストし#600に決めました。
オイルを硬くすることによりトラクションのかかりが良くなるのと、前後の荷重移動がゆるやかになる為、路面が上がったときにハイサイドしにくくなります。
次にテストしたのがボディで路面がそこそこ上がってきたレース開始1時間前にAMRとHDを比べたところ、HDの方がリヤの安定感が良くこれに決めました。
いよいよレーススタートです。
【予選1ラウンド】
*タイヤはF /PMパープル(フレッシュ)39.5mm グリップ剤8mm 反応時間2分 R/ヨコモLラバーミディアムハート(フレッシュ)41mm 全塗り 反応時間20分
予選はストッククラス2組モデファイクラス4組で私は最終組の1つ前3組目の4番手ス
タートでした。
スタートしてみると、クルマはよく曲がりペースも良くヒートトップで周回してましたが後半リヤグリップダウンし、コーナーによっては少し浮き気味になり我慢の走行でした。
47L 8“10”180でラウンド終了時で暫定3位
【予選2ラウンド】
*タイヤはF /PMパープル(フレッシュ)39.5mm グリップ剤5mm 反応時間2分 R/ヨコモLラバーミディアムハート(フレッシュ)41mm 全塗り 反応時間20分
*Fスプリングのプリテンションを0.3mm強く
*車高1.8mm→1.5mm
*モーターをX12 4.0T(13mmローター)→X12 4.5T(12.5mmローター)
フロントのグリップを落とし、後半のリヤグリップダウンを防ぎモーターはテスト的に変更しました。因みにX12 4.5Tはこのとき初めて使いました。
トップスタートなのでタイムを出すのには好条件でしたが、グリップ剤のふき取りが甘かったのか少しフラつく感じで数周ペースが上がらなかったのと、モーターのフィーリングが合わず(慣れてない為)記録更新ならず。
このラウンドはチームメンバーのとくぞ~さん他タイムアップした選手がおり暫定順位6位まで落ちてしまいました。
【予選3ラウンド】
*タイヤはF /PMパープル(フレッシュ)39.5mm グリップ剤5mm 反応時間1分 R/ヨコモLラバーミディアムハート(フレッシュ)40.8mm 全塗り 反応時間20分
*ダンパー長を0.5mm伸ばす
*モーターをX12 4.0T(13mmローター)に戻す
4番手スタートでしたが、ダンパー長を伸ばした効果でクルマの動きは私好みになり後半までリヤグリップも持ち、このヒート好調だった宮川さんとトップ争いをして0.4秒負け2位ゴールでしたが47L 8“02”458とタイムアップして予選4位となりました。
チームメンバーのとくぞ~さんは6位と二台共Aメイン入りです。
リザルトを見てもらえば解ると思いますすが、そこそこ路面で皆さんクルマのセットが決まりハイレベルな予選でした。
予選結果

予選トップは絶好のチームヨコモの村井選手です。ぶっちぎりの49周!!
【決勝】
*タイヤはF /PMパープル(フレッシュ)39.5mm グリップ剤3mm 反応時間30分 R/ZAC35°(フレッシュ)40.5mm 全塗り 反応時間20分
*Fホイル RC4Less→PM V2
RタイヤFホイルの変更はセットではなく単に手持ち在庫の関係です。
このところ決勝レースでは良いところがなく、今回はとにかくリタイヤせず、スタートの混戦を上手く潜り抜けるよく集中力を高めて挑みました。スタートしコーナーに入ったとき、わっ!曲がらないーーーっと焦りましたがなんとか混戦から抜け出し4番手につけました。
前を走っているのは、とくぞ~さんだったので、離されないように暫く走ってたところ、とくぞ~さんがミスしたので3番手に浮上、2番手走行中のチームカワダの福岡選手を追いかけたいところでしたが既に半周以上の差があり、後半はミスしないように淡々と走りました。一瞬気が抜けフェンスにヒットさせていまい少し焦りましたがそのまま3位ゴールとなりました。
優勝は異次元の走りで完全優勝のチームヨコモ村井選手でした。おめでとうございます。

1位 村井選手(アソシ)
2位 福岡選手(カワダ)
3位 ヤッキー(CRC)
4位 とくぞ~さん(CRC)

5位 宮川選手(アソシ)
6位 山崎選手(カワダ)
7位 石野選手(アソシ)
下記は決勝でのセットです。
○全体 
ボディ=[CRC4153] パーマ・スピード8 HD(ライトウェイト)
シャーシ=CRCジェネレーションXJ (XJリアポッド仕様)
フロントタイヤ=PMパープル39.6mm 硬度(40度)
リヤタイヤ=ZAC35 40.5mm硬度(35度)
グリップ剤=マイティーグリッパー フロント3mm リヤ 全塗り
反応時間=フロント 30秒  リヤ 20分
前後ホイール=フロント・[KYT-053] PMフロント・ホイールV2(ブラック)  リ
ヤ・RC4Less
ギア比指数=スパー・PRS 88T ピニオン・PRS 24T 指数・34.68
車高=およそ 前・1.5mm バッテリーサイド・2.0mm  後ろ・1.5mm
バッテリーポジション=後
○フロント
スプリング=[CRC3390] プロストラット用フロントスプリング 0.45mm
キャンバー=約右0°左0°
キャスター=約4°
トー=0.5mmアウト
キャスターブロック=樹脂10°
ピポットボール=[CRC32462] プロ・ストラット用フロントピポッドボール(ブロンズ)
ライドハイドスペーサー =樹脂製ライドハイドスペーサー 4mm+アルミスペーサー1.5mm+[CRC4262] フロントライドハイト・スペーサ 白(0.25mm)
リバウンド=0 
タワーバー=[CRC4288] アルミ製フロントエンドブレース
グラファイト・ブレースのセンターをカットして左右独立)
アッパーアーム=ロング
トレッド=169mm
サーボマウント=スラント(サーボマウント下穴:前)
サーボセイバー=キンブローミドル 
○リア
サイドスプリング=アソシ シルバー リヤボトムプレートに触れる程度
フリクショングリス=京商  #10000 
センターショック=Dura-Shock
ショックオイル・スプリング= #600・ [WT3106N] VCS/HPSスプリング(#11パープル)
リバウンド=ダンパー長で約1.5mm
ライドハイドスペーサー=CRC 2.0
リアトレッド=171mm
[TCJ-002] XJリアポッド用モータープレート(ショートWB)
[TCJ-003] XJリアポッド用カーボンアッパープレート
使用
○メカ類
バッテリー= SMC 1セルLIPOバッテリー(5300mAh 50C)
モーター=LRP X12 4.0T(13mmチームローター)
ESC=ブラックダイアモンドLV(スロットルプロファイル2)
別電=[laje-20249] DCブースター
サーボ=DS3401
レシーバー=RX-451

ESCのヒートシンクは個人の趣味で付けました。無くても問題ないです。
レース後とくぞ~さんにクルマの状態を聞いたところ決勝前にキャンバーを少し増やしたため、オーバーステアになってしまい走らせ辛かったそうです。レース中にキャンバーはいじってはダメだと深く反省してました(^^
私は在庫の関係でリヤタイヤ変更したのが不安でしたが問題なく良かったですが曲がらなくなったのは何故なのか検証したところ、フロントホイルが固い物に変更したのが一番の原因ではないかと思います。
これに関しては次回テストしてみます。
今回はモーターマウントをショートホイルベース仕様を使いました。これは、フラットなハイグリップコースでは良く曲がりハイサイドも防げる事がテストにて解り、とくぞ~さんも同じ仕様です。
ユーザーの方々でどちにしようか迷ってる方も居ると思いますがグリップの良いサーキットなら、ショートホイルベース仕様が絶対お勧めです。また、今回発売になったモーターマウントはまず曲がることはないと思いますので安心して下さい。剛性アップされたリヤセクションにより、リヤがどっしり安定しますこれにより曲がらないと感じるかと思いますが、タイヤ他セットで曲がるようには出来ます。それによりコーナーでの安定感抜群で尚且つ曲がるクルマになり楽に速く走れるクルマになると思いますので是非使ってみて下さい。
モーターマウント、トッププレートは精度も良く組み立てなどは問題ないですがトッププレートがノーマルより上がる為、セッターポストにスペーサーが必要になります。私は写真のように、ナットを先に締めてポストを立ててます。これにより、ポストの緩みも防げます。ポストは若干個体差があるので、高さの微調整はシムでお願いします。私のはナット+0.3mmシムで丁度良かったです。

以上でレポートは終わりますが今月27日(日曜)に全日本選手権会場の川場RCプラザへテストに行きますので皆さんご都合つけば、是非ご一緒しましょう。
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