チームの長老ヤッキーさんより今年三本目のレポートが届きました。発売されたばかりのブラックアートの「ウルトラ・ライトウェイト」ボディーのインプレです
皆さんこんにちは、Team CRC Japan総監督?のヤッキーです。
今回は先日発売されたBlackArt 社のウルトラ・ライトウエイトボディーをご紹介します。前回のレポートに楽しみにしているボディと書きましたがとうとう発売になりました。
BlackArt社のボディは1/12レーシングでは定番になっているのは皆さんご存知かと思いますが、ウルトラライトってどれくらい軽いのか、そして軽いのは良いが強度や耐久性はどうなのかを一足先にテストしましたのでレポートします
今回は3種類のウルトラライト・ウェイトボディが発売されましたが、その中でも今回は使用率が高いLOLA B10を先日テストしてきました
【ボディカットした時のレポート】
1)フロッピータイプではないのでサイドは広がらない
(発売前にメーカーにフロッピータイプをお願いしたところ、この薄さだと成型が上手くいかないとのことでした)
2)フロント部分は現行よりは軟らかいが、バンパーに当てるよう(載るように)にすれば問題なさそうなので補強はしませんでした。
3) サイド部分がかなり薄くリヤで受けたダウンフォースがサイド部分のタワみにより逃げてしまいそう。クルマに搭載してリヤスポ部分を押さえるとサイドダム前辺りから折れ曲がる。
4)サイドの広がりがないため、リヤタイヤ(リヤホイル)少しはみ出てしまう。
以上4点が気になりました。そこで補強用のステファナーを試行錯誤してベストと思われる部分に装着してテストすることにしました。気になるボディ重量はステファナー付きで写真の重さでした。現行フロッピーと比べると約10g軽量ですね。この10gはかなり違うと予想されワクワクしました
【走行テスト】
テストはホビーショップDayzさんでJMストックのワイドトレッドカーボンシャーシ[TCJ-050]仕様です。走行前にボディの高さを調整したところ、リヤボディポストの高さが約3mm上がりました。これはサイドが広がってない為です。フロントはそのままで大丈夫でした。
さて、10gも軽いボディがどのような動きになるか楽しみです!クルマのセットはそのままで走り比べたところ、若干フロントが引っかかる感じはしますが、クルクル良く曲がり蹴り出しも良くこの日のベストラップをあっさり更新しました。路面コンディションはそれほど良くなく、もっと路面が上がれば違う印象だったかも知れませんが、軽快な動きはとても良かったです。
風圧によりフロント部分が変形して路面と干渉するような事はなく問題なさそうですがギャップのあるコースや、広いコースでモデのスピードになるとテストしてないので解かりませんが、分かりやすく表現すると他社プロライトボディーよりしっかりしてるんで大丈夫だと思われます
試しにステファナーを外して走ってみたところ、リヤのスライド感が増し時折引っかかる感じもあり、コーナーの抜けも蹴り出しが弱く感じました。これはリヤのダウンフォースが減ったのが原因かと思います。
LOLA B10に追加したステファナーですが写真のようにボディの切れ端を使いLアングルにして両面テープで固定するだけと簡単ですから、面倒だと思わなかったら是非試して見て下さい
装着位置は動画を参考に!このステファナーは補強だけでなく、リヤタイヤ(ホイル)がはみ出ないよう、少しオーバーフェンダーになるように工夫してます
最後に耐久性(対クラッシュ性)は期待しないでください。ここまで薄いボディはワンクラッシュでもダメージあると思いますのでぶつけず走れるようになってから使うのをお勧めします
今回はLOLA B10のみのテストでしたが、これまた人気のTOYOTA TS030 ウルトラ・ライトウェイトは後日テストしてみます。トヨタは背びれがありローラのように補強しなくても大丈夫だと思います。動画のようにボディに切れ端を使いリヤフェンダーを拡げた程度です
以上で今回のレポートは終わりですが3/24にEPS-J Rd2がクレストさんで開催されます!
またまたとても楽しいイベントなので皆さん是非参加してみて下さい!エントリーも始まってますよ!!
最後までお読み頂きありがとうございました。
では、また次回です!
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