チームCRCによるSnowbird2008レポート




本日付でCRC社がSnowbird2008のレポートをリリースしました。翻訳したものをご紹介します。(写真をクリックすると大きな画像)
【Jilles Groskamp選手のジェネレーションX&CRCタイヤが1/12 19TクラスでTQ&優勝】

今年もオンロードレーシングの最高峰レースSnowbird2008がフロリダで開催されました。これまでの大会と同様このレースではCRCのFasttrak Racingカーペットがサーキットに使用されました。さらに今年はCRCのClik Trakバリアーシステムでコースが作られました。
今大会でCRCのシャーシとタイヤは1/12スケールすべてのクラスでAメイン入りを果たすことができました。
1/12スケール19TクラスではJilles Groskamp選手が優勝を決めました。彼のジェネレーションXはすべての予選ラウンドでトップゴールを決め、2位と7秒の差をつけてTQを獲得。決勝ではスタート直後のクラッシュで順位を下げる展開となりましたが驚異の追い上げで見事優勝を決めました。
Jilles Groskamp選手のジェネレーションX

同じく19TクラスにはTom Firsching選手、Mark Smyka選手がAメイン入りを果たしました。残念ながらCRC代表Frank Calandra選手はBメイン止まりとなりましたがレースとは別のB.Q. screw賞を獲得してかわいい帽子を獲得しました

1/12スケールストッククラスではMark Smyka選手とTom Firsching選手がAメイン入り。ディフェンディングチャンプのTom Firsching選手のジェネレーションXにはCRCのタイヤが用いられ、Mark Smyka選手はフロントにOptパーツのブレース(CRC3277)をチョイスしました。
1/12スケール・モディファイドクラスではJilles Groskamp選手、Barry Baker選手、Paul LeMieux選手の3台のジェネレーションXがAメイン入り。決勝ではJilles Groskamp選手とAndy moore選手のバトルが展開されましたが惜しくも4位止まりとなりました。Jilles Groskamp選手はCRCのタイヤ(フロント、リア共にマゼンタ)とロングアッパーアーム(CRC3345 / CRC3277)を決勝で使用しました。
TRINITYのBarry Baker選手は最初1/12クラスには参加しないつもりでした。しかし彼は練習ラウンドがすべて終わった時点でジェネレーションXでレースに参加することを決めました。ぶっつけ本番となった予選ラウンド1で彼はトリム調整をおこないレーススタート。レース中盤まで彼はトップ3に入るペースでラップを重ねさらに残り2分ではトップレベルのタイムをマーク、残念ながらヒート終盤に小さなミスで予選ラウンド1では全体で2位のタイムとなりました。しかし初めてドライブするジェネレーションXをぶっつけ本番で使用した事を考えると驚異的なニュースです。

Snowbird2008の会場では今後発売予定のCRC 1/10スケールOVALカー「Battle Axe」がお披露目されました。このシャーシはこれまでに見慣れたTバーを持たず1/12スケールで実績を積んできたカーペットナイフ・シリーズとおなじようにリンク&モノボールで構成されます。加えてBattle Axeではホイールベースとトレッドを変更できるようになっています。ジェネレーションXと共通のフロントエンド「プロストラット・サスペンション」はフルアジャスタブルなシステムでロールセンター、ライドハイト、キャスター、キャンバー、可変キャンバー量、アッカーマン、インラインアクスルが好みに応じて調整できます。リアのサイドダンパーは1/12スケールと共通のCRC Duraショックが2つ装備されます。センターショックは新設計された軽量化と強度アップを両立したミドルサイズダンパーが装備されます。
Battle AxeはOVALクラスのシャーシとしてはじめてブラシレスモーターの搭載を念頭においた設計を導入しました。おおきなブラシレスモーターコントローラーをシャーシの右にも左にも搭載することができます。さらにジェネレーションXで導入された「オープンXポッド」によってブラシレスモーターの搭載が大変楽になっています。(NFLフットボールの)名クオーターバックなら10フィート先からでもモーターを投げ入れることができるほど開口部が広く設けられています。オープンXならコードの取り回しやハンダ付けも思いのままです。
Battle Axeではバッテリーポジションを5カ所から選択することができます。さらにLipoバッテリーにも対応しています。加えてどのようなサイズのサーボも無改造でき、サーボの搭載位置を任意設定できるようになっています。今後Battle Axe用のオプションとしてオフセットリアーポッドとフロントエンドのパーツが発売される予定です。
数台のプロトBattle AxeがSnowbird2008に参加しました。そして4cell 19T OvalクラスでAメイン入りを果たしました。このシャーシをドライブしたSteve Downs選手は始め他社のシャーシでレースに参加するつもりでした。しかし彼は急遽このシャーシをドライブすることに決め、練習ラウンドの時間をキャンセルしてシャーシの準備をおこないました。残念ながらTQを獲得することはできず予選3位となりましたが彼がこのシャーシでの練習をおこなえなかった事を考えるとBattle Axeの潜在能力の高さが証明された結果となりました

1/12 Oval 19TクラスではMark Symka選手が0.004秒差で予選2位。そして決勝ではCRCのRazor IIで優勝を獲得。彼はこの大会のみOvalレースに参加することにしています。そしてRazor IIは2006年度のレースに続き2回目の優勝を獲得しました。
1/12スケールOVALシャーシ RazorII

オリジナルのレポートは下記ページで。
Calandra Racing Concepts Inc. – Calandra Racing wins the 2008 Snowbirds!