チームレポート2024(5)




12GT-Fカテゴリーを立ち上げるときにルールの相談やギヤ比の決定テストなどを協力してくれた5人のドライバーがいます。この12GT-F 5人組の1人である はせやん選手から先日おこなわれた12GT-F初戦のレポートが届きました

手軽で、ローコストで、程よいスピードで楽しめる12GT-Fの世界に興味を持っていただければ幸いです。はせやん選手ありがとうございました

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12GT-F レポート

3月開幕戦

1)タイヤ径
F42.8 R43.8
リヤタイヤにグリップ剤を染み込ませた後に、規定値上限の44mm近くにするには、43.2mmスタートのタイヤ径で良かった感じでした。
膨張率考えたら43.4mmでも行けそうですが、ギリギリは怖いので、結果良かったと思いました。

2)グルーの有無
 グルー無し。
 食いゴケる挙動はありませんでした。

3)デフの種類
 日曜から参加の路面で、
 練習走行1回とQ1はボールデフを使用。
 Q2以降はMOTさんからお借りしたリジットに変更しました。
 挙動の違いが体感出来ました。
 加速の安心感はリジッドで気持ちよかったですが、
 コーナー終わりの安心感はボールデフでした。

4)レースでのポイント
自分は12GT-R(ラバータイヤ)開幕戦以来、シャーシはCRC CK25AR、ボディはずっとSeven20しか使ってきておりません。
12GT-Fでスポンジタイヤに履き替えただけで、今までとの挙動の変化量が体感出来て楽しいです。

GT-Rのゴムに比べてスポンジタイヤの動きはクイック気味になるので、『無駄な挙動で失速をしない』様に心掛けました。

その対策①
GT-Rとシャーシは共用しているので、ゴムタイヤ用のシャーシセットのままでスポンジに履き替えると、横Gが入り易いのかロール速度が速くなって操縦が難しくなりました。

そこでロールダンパー2本の内、1本だけ1万→3万番のオイルに変更してネットリさせました。
結果、コース手前のうねうね直線レイアウトの所でロールスピードが落ち着いて走らせ易くなりました♪

その対策②
途中でボールデフからリジッドに変更した事によって、
コーナー終わりの立ち上がりでイン巻き気味になった感じがしました。

そこでキャスターを1番寝かせてる状態から少し立てる方向に変更しました。
初期のピクつきは増しましたが、そこはプロポのステアリングカーブで初期をマイルドに調整しました。

結果、コーナー終わりでのイン巻き具合は解消し、進入時もマイルドに頭を入れる事ができました。

コーナー特性もロール特性も終始安定させる事が出来て、ラインの予想がし易くなったお陰で、決勝まで楽しく走り切る事が出来ました♪

5)車重
リジットにした事で軽くなり、バッテリーによっては730gギリになりました、
730〜737gの辺りで推移したので、次回からはバッテリーの重量もメモして貼っておこうと思いました。
(それすら行ってない初心者です…💦)

6)グリップ剤の塗り方
リアは走行後にすぐ全塗りして1時間後の出走まで放置。
フロントは出走10分前くらいに半塗りで5分ほど放置。
前後とも出走前にショップタオルで拭き取りコースイン。

ーーー12GT-F開幕戦を終えてーーー
日曜から参加で練習走行2回、Q1〜Q3、決勝と6パック走りましたが、特にタイヤの摩耗は感じませんでした。
なので車高の再調整や、タイヤ交換をする事なくそのままレースに参加し続けられて、時間的余裕も生まれました。
そのおかげで他の方との交流や、レース観戦などを楽しめる時間が増えたので、12GT-Fはまったりと遊べるカテゴリーだと思いました♪

今回からモーター車検があり、初めてモーターアナライザー?して頂きました。
計測して頂いた堀さんからは
「これは…下の上のモーター!」
と判定いただきましたw

12GT-Rもずっとこのモーターで参戦してきましたが、分解清掃くらいはしたほうが良さそうだと思いましたw
(清掃のための分解はOKとの事でした)

あと、同じく12GT-R開幕戦の時に初めて買った最初のバッテリーを決勝で使ったのですが、予選で使ってた少し新しめなバッテリーと明らかな差を感じたので、リポバッテリーの鮮度にも少し注意しようと思いました。

これらを改善して、Aメインの方々とのコンマ5ほど差があるベストラップを縮めていけたらと思いました。
また、違うボディにも着手して走行変化なども感じながら12GT-Fカテゴリー参戦を楽しもうと思います!

まだ参戦されてない方々や、12GT-Rだけのユーザーの方も、
ぜひ12GT-Fで一緒に遊びましょう♪

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