Team CRC Japan 1/12全日本選手権 2年連続2クラス優勝! 連覇達成




福岡県田川郡福智町でおこなわれましたJMRCA主催1/12 電動レーシングカー全日本選手権でTeam CRC Japanドライバーの永島選手がModクラスで優勝、Stockクラスでも同じくCRCドライバーの篠宮選手が優勝しました。昨年に引き続きTeam CRC JapanがMod、Stock両クラス優勝の2連覇を達成しました。応援していただいた皆さんありがとうございました 昨年のレポートはこちら

 

ディフェンディング・チャンピオンチームとして挑んだ選手権の様子を矢野の視点でレポートします。細かいセットの情報は後日ドライバーから提出されますのでそちらも楽しみにしていてください

○ 大会初日(Modクラス予選3回)
想定していたよりも路面グリップが上がらずその対応に各ドライバーが苦慮しました。この日はModクラスだけがおこなわれるスケジュールでしかもヒートが5つのため出走がすぐにやってきてしまいセット変更の十分な時間確保が難しい状況。そんな中、チームヨコモ江袋選手がこの日おこなわれた予選3ラウンド全てでトップタイムをマーク。ほぼTQを手中に収める。このままでは苦しい戦いを強いられそう。チームミーティングでここからの建て直しを話し合いアイデアを出し合う

 

○ 大会二日目(Modクラス予選3回、Stockクラス予選3回)
Modクラス逆転TQを狙うには予選残り3ラウンド全てでのトップゴールが必須となる。今選手権においてチームの技術統括を担当したカズキの提案でリヤホイールの加工をおこないリヤトラクション向上を図るアイデアを試す。さらに手持ちのGX35タイヤの中で少しでも柔らかいものをチョイスしてチーム全員でタイヤ接着をおこないました(この辺の細かい話はチームレポートで報告があるはず)

カズキはチームのタイヤ整形を担当し1周目からフルグリップする完璧な表面処理をやってくれました。この日ピットでカズキの姿がほとんど見られなかったのは常に彼が指定されたタイヤ整形エリアで作業していたためです。カズキは選手権直前にヨーロッパでおこなわれたツーリングETS大会に参戦したため今大会にはドライバーとしてではなく技術統括専任としてチームを支えてくれました。昨年と同じく今年もピットテーブルのキーマンとして頑張ってくれました

 

失敗が許されない状況でチームドライバーのシャーシメンテナンスを担当したヤッキー、徳留はその経験と技術そして集中力を持続させ完璧な作業をしてくれました。このためドライバーはマシンをドライブすることだけに集中できました。派手さのないどちらかというと地味な作業ですがレースでの成功を土台から支えた重要な仕事でした

チーム一丸となって送り出したダブルエースドライバーの1人、永島友吾は予選4、5をトップゴールしTQ奪取に名乗りを上げる。残念ながら予選6ラウンド目のトップは逃したものの後がない状況でも果敢に攻め続け予選ラウンド中最速ラップをマークし人間・マシンともに絶好調振りをアピール。自身最高位となる1/12全日本選手権予選2番手につける

ディフェンディングチャンプであるTeam CRC Japanもう1人のエース石岡勇人は今回も自身のスタイルである常に攻める走りを存分に披露し会場を沸かせた。わかりきっていることではあるが選手権レベルではちょっとした細かいミスが結果に大きく影響する。本人としては不本意な予選総合4番手で決勝に挑むことになる

Team CRC Japanのヤングドライバーである山田豊輝、鈴木 滉祐はAメイン入りを目標に予選6回を戦ったが自身のミスから流れを呼び込むことができずBメイン(豊輝16位、滉祐13位)。エースドライバー2人の走りをコースから見守ることに

自身初となる全日本選手権予選TQを決めたヨコモ江袋選手。予選3回を立て続けにトップゴールし他ドライバーにプレッシャーを与えた。EPS-Jでも毎回トップ争いに加わるなど間違いなく日本を代表とするトップレベルドライバーの1人

この日からスタートしたStockクラスでは予選3回ともCRCドライバー篠宮選手(関東)がトップゴールし最終日を待たず予選TQを決めた。EPS-Jでも圧倒的な強さを披露する同選手の安定感は全日本選手権でも発揮された。しかし選手権レベルのドライバーによる戦いでは一時トップを取られる展開があるなど決勝でも油断はできない。Stockクラス初出場となる山下選手(関西)もAメインを狙える位置につける

○ 大会三日目(Stockクラス予選1回、Mod/Stock各メイン決勝)
いよいよ本年度のトップドライバーが決まる大会最終日。Team CRC Japanはどのドライバーにも平等にサポートするのが信条なのでチームオーダーは無い。速いドライバーが勝てるときそのまま勝つ。単純なことではあるがつまりチームメート同士でもガチンコの戦いになることを意味するわけで言い知れぬ緊張感に包まれる

<ModクラスAメイン進出ドライバー>

 

 

Aメイン決勝1回目、スタート直後に混乱があったものの速さと安定度を武器にCRC永島、石岡がワンツーフィニッシュを決める。チームにとって最高の展開。出走直後「ラジコンって楽しい~」と笑顔いっぱいで本音を語った永島友吾。気持ちと流れは完全に永島友吾に来ている

Aメイン決勝2回目、もちろんここでトップゴールすれば永島優勝確定となる。途中クラッシュでコース外に飛び出してしまう。しかしマーシャルのナイスリカバリーと驚異的な追い上げで逆転トップゴール。多くのギャラリーが無理と思ったレースをマシンを信じ1周、1周あきらめず走り切ってくれた。自身初となる選手権制覇おめでとう。Team CRC Japanが2014/2015年度全日本選手権連覇を成し遂げた瞬間でした

<優勝直後喜びを表した永島友吾>

Aメイン決勝3回目、残されたAメイン決勝はあと1回。優勝を決めた永島は決勝3回目をキャンセル、2位入賞の可能性を残す石岡勇人にチーム全員が注力。ポイント的には彼が「普通」に走れば総合2番手は取れる。しかし予選ラウンドで普通にゴールすればビックポイントを取れたチャンスを逃す失敗があっただけに本人もプレッシャーがあったに違いない。速く、しかしミスができない。レースでは当たり前のことを選手権Aメインレベルでやり遂げる挑戦。しかしそこはさすがディフェンディングチャンピオン、しっかりと仕事をこなし3回目決勝をトップゴール。優勝に加えワンツーフィニッシュ&決勝3ラウンド全てCRCトップゴールという結果をチームにもたらしました

普段からお世話になっているKOプロポ使用ドライバーがAメイン最多&表彰台を独占。石岡勇人の車だしをこなしたKOプロポ穴原勇一。予選と決勝の大事な場面では手が震えたと話してくれました

ModクラスBメイン決勝ではCRC 鈴木 滉祐がメイン優勝を決めてくれました。同じくBメインを出走した山田豊輝は攻める走りの中でのクラッシュによって途中リタイヤでレースを終えた。二人とも今回の悔しさを忘れずこれからのレース活動を頑張って欲しい

Stockクラス残り1回の予選を終え、AメインにはTQ篠宮選手と山下選手がドライブする2台のCRCが入ってくれました。2人はモーターも昨年の優勝銘柄Team Powersの21.5Tをチョイスし優勝を十分狙える実戦的なパッケージでやる気十分。中でも予選TQの篠宮選手は予選4ラウンド全てでトップタイムをマークし優勝候補筆頭。山下選手は初出場で1/12ノウハウが余りない状況からTeam CRC Japanカズキ、メカニックの助言で尻上がりに調子を上げてきていました

 

<StockクラスAメイン進出ドライバー>

StockクラスAメイン1回目決勝、盤石かと思われた篠宮選手が瀬戸選手に足元をすくわれる展開、トップ瀬戸選手、2番手篠宮選手となり瀬戸選手が優勝に王手をかける

StockクラスAメイン2回目決勝、後が無くなった篠宮選手途中ハラハラする展開を見事抜け出しトップゴール。瀬戸選手が2番手ゴール、この2名が優勝の権利を得る。決勝3回目で優勝ドライバーが決まる

StockクラスAメイン3回目決勝、優勝をかけた2名の対決となる思われましたが地元平松選手がトップゴール。2番手にCRC篠宮選手が入り総合優勝を決めました

 

今回CRCシャーシで参戦してくださったみなさんと記念撮影。多くの皆さんにCRC製品を使っていただき感謝いたします。今後も皆さんの期待にお応えできるようチームからの情報発信など頑張っていきますので応援よろしくお願いします




2件のコメント

TEAM CRC JAPANの皆さんの活躍ぶりに改めておめでとうございます。
私も大昔(約25年前頃)に全日本で走りましたが、その頃は単独での出場でした。
その頃から、大きなレースはチーム体制が整っていないと満足に戦えないことを感じていましたので、昨年、今年との大きな成果に皆さまひとりひとりに改めておめでとうと言わせていただきます。
これからも陰ながら応援していますので、連覇をしていってください。
TEAM CRC JAPANほんとうにおめでとうございます!

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Congratulations and GREAT WORK Team CRC Japan! Fantastic result!