Team CRC Japan2007レポート(25)




2007年のサポートドライバー 福岡県 久間 さんから送っていただいたレポートを掲載させていただきます。久間 さんありがとうございます。
---------------------------
2007CRCサポートドライバーの久間です。今回は5月の連休以降に久留米の中村模型さんで行なわれたレースをレポートいたします。
  
  
 5月12日 ナイトレース
  連休中の成果をだすべく、のぞんだナイトレースですが直前にトラブルが発生してしまいました。こまめに管理していたつもりなんですが、別電源用のリチウムポリマー電池が過放電でふくらんでしまい駄目にしてしまいました。急遽、ツーリングカーにつけていたリチウムポリマー電池を移植してなんとか走行できるようにしました。リチウムポリマーの中には出力能力によって同じ時間つかっていても過放電ぎみになる物もあるようで、今後はもっとシビアに管理したほうがよさそうです。
画像ではわかりにくいかもしれませんがふくらんでしまった電池です。残念ですが再利用不可能です。
20070620-01.jpg
 ナイトレースのほうですが、事前練習ではまずまずの感じで走っていますのでセットアップの変更は無しにして予選に備えます。まずは1ヒート目、猛練習のかいあってかかなりいいペースで走行していましたが前走車をパスする際に接触&スタックして最下位に転落。気をとりなおして2ヒート目、序盤はいいペースで走るものの細かいミスを連発。いまいち噛合わないまま終了となりました。
 
決勝はBメインでの走行となりました。ここでまずまずの走行ができましたが、時すでに遅く猛プッシュするもトップから5秒遅れの2位でゴールとなりました。
5月20日 月例レース
  先週のナイトレースでは車自体はまずまずの仕上がり、あとは路面コンディションとドライバーしだいのようです。朝の練習走行ではなかなかの路面コンディションですが、予選2組目での出走ということもあり突然の路面グリップ上昇を懸念しながらタイヤをセットアップ。
 予選1回目
   〈フロント〉  HR-38 & CRC-マゼンダ
          タイヤ径 …42.4mm
          グリップ剤 …マイティーグリッパー
          塗り幅  …内側 9mm (反応時間 5分)
   〈 リヤ 〉  HR-38 & CRC-マゼンダ
          タイヤ径 …43.0mm
          グリップ剤 …マイティーグリッパー
          塗り幅  …全面 (反応時間 15分)
  やはり予選1組目にくらべてグリップがあがっているようです。フロントタイヤがよれる感じがしますが、無難に走りきって暫定4位。細かいミスもありまだタイムをつめる余地もありそうなので、レースの序盤にしてはなかなかの好感触です。
 予選2回目(変更点)
   〈フロント〉 タイヤ径 …42.0mm
          塗り幅  …内側 8mm
   〈 リヤ 〉 タイヤ径 …42.8mm
  タイヤ径がいい感じなので予選2回目も同じタイヤを使用しました。フロントタイヤのよれを抑えるため内側と外側のショルダーを少し斜めにカットします。フロントの塗り幅を1mm減らしてコーナリング中のとげとげしい動きをへらす方向に調整して出走です。微調整もイメージどうりにきまり若干タイムアップして、トップから8秒遅れの予選5番手でAメインにすべりこみました。単純計算で1分あたり1秒差なのでなんとも微妙なポジションですが、淡い期待をしつつ決勝の準備に入ります。
  タイヤのグリップ剤塗り幅ですが、定量化させるために数字で管理するようにしています。目見当での作業なので左右でちがったり、1/3が1/3強と1/3弱では2~3mmかわってくるおそれがあるのでノギスを使って左右あわせるようにしています。
20070620-02.jpg
  銀色のペンで線をひけば境界がはっきりするのでかなり管理しやすくなりました。タイヤ径なんかも書いたりして保存できるので、いろいろ重宝しています。興味のある方はホームセンターや文具店等で探してみてはいかがでしょうか。
  
 決勝 (変更点)
   〈フロント〉 タイヤ径 …41.4mm
         キャスターシム…F0枚/R3枚
   〈 リヤ 〉 タイヤ径 …42.0mm
  決勝前、キャスターをシム1枚分寝かせてコーナー後半での失速感を減らし、決勝スタートです。トップ2台と若干差はあるものの1台かわして4番手に浮上。3位争いをしつつ5周目の終盤で突然右に曲がらなくなり、あえなくリタイヤとなりました...。車を見るとフロントタイヤがあさっての方向にむいています。ハードヒットした覚えもないのでサスアームではなさそうです。よくみるとネジが緩んでタイロッドがボールごと外れていました。
20070620-03.jpg
 バンプステアの調整ができるようにネジ止め剤をつかわなかったので緩んでいたのかもしれません。
 決勝はリタイヤでしたが、セットアップの微調整やレース運びなどイメージどうりにできたので良しと思いたい内容です。次は結果を残せるように精進しておきます。
                            久間 健一郎    
---------------------------
2007年度の他のレポートを見る
2006年度の他のレポートを見る
2005年度のレポートを見る