計測ソフトが更新されました




当店コースMRWと主催イベントKARP/EPS-Jで使用している計測ソフトZROUNDが更新されました。今回も開発元に提案したアイデアをいくつか採用していただきました

1)タイムアウト(リタイヤ)したドライバーのゴールタイムは読み上げない
これは堀選手から提案があったアイデアです。MRWではスタッガーレーススタイルで通常営業しています。スタートラインを通過すると自動的に3分間の計測が開始され走行中にはゴール予想周回、自己ベストペースであるかどうかがアナウンスされます。そして3分経過するとゴールタイムが読み上げられます。しかしこれまでは3分走りきらずに練習を終えた(リタイヤ)ドライバーのゴールタイムも読み上げていました。最新バージョンではこのようなリタイヤドライバーのゴールタイムを読み上げないようにしました。これにより練習を続けている他のドライバーへのアナウンスが中断されてしまうことが少なくなりました

2)各ドライバーの練習時間が保存されるようになった
MRWでは通常営業時には3分を一区切りとして練習できるように設定しています。しかし中には「自分は6分で練習したい」というドライバーのために個別の設定項目を設けていました

ドライバーのプロファイル画面の「練習時間」欄に00:06:00とすればこのドライバーだけは6分一区切りで練習できるようになります。従来はこの設定は計測ソフトを再起動すると00:00:00に戻っていましたが最新バージョンではこれが保存されるようになりました。この設定は練習モードのときだけに関係し、レース本番では使われない設定項目です

3)ベスト記録の表示範囲を細かく設定できるようになりました
各ドライバーのベストラップ、ベスト周回の記録はデータベースに記録され優れた順に表示させることができます。最新バージョンでは任意の開始日と終了日を設定することができるようになりました


4)未登録ドライバーの扱いを変更
計測ソフトのデータベースに登録されていないトランスポンダーの扱いを変更しました。これまでは未登録ポンダーのタイムを読み上げない設定になっていましたが最新バージョンでは読み上げるように変更されました。これで管理人がいない状況でも新規お客様のタイムを読み上げることができます。ただしタイムはデータベースには保存されません。また読み上げ時の名前は「未登録」とアナウンスされます

5)起動時オプションの拡充
計測ソフトを起動するときの引数が拡充されました。-practiceを指定すると計測ソフトを起動すると同時にデコーダと接続して計測開始させることができます。また-minimizedを指定すると計測ソフト起動後にウィンドウを最小化させることができます

今回紹介したベータ版にいくつかの修正を加えたものが正式リリースされる予定です