Team CRC Japan2008レポート(4)




2008年はサポートドライバーとしてチーム活動を支えてくれる 愛知県 ヤッキー さんから1回目のレポートが届きました
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皆さんこんにちは、今年はTeam CRC Japanメンバーのサポート待遇としてお世話になることになったヤッキーです。
今回のレポートは、皆さんご存知のようにJMRCAのレギュレーション変更によりブラシレスシステムが使用可能になりました。第一回目は、そのブラシレスを搭載した私のクルマを紹介します。

このシャーシは昨年使用してましたJスペックではなくノーマル仕様のシャーシです。これはJスペックシャーシのへたりを感じ使用を止めためです。スペアシャーシがまだCRC社から届かないことから今月のレースからこの仕様にしました。そのレースとは、先のとくぞ~さんレポートにあるように私もシルバーストーンサーキットの定期レースに参戦してますので超ハイグリップ路面用に各部モディファイしてます。
では、画像と共に解説していきます。
【フロントセクション】

オプションパーツのCRC3345 ビック・アッパーボールスタッド・ロングCRC3277 プロストラット用グラファイト・ブレースを使いキャンバー変化量を少なくしキャンバー角も通常より少なめにしてます(0.5°~0.8°)フロントスプリングはTRINITY社の0.22インチを使いピポットボールはウルトラ・フロント・ピポッドボールの下側を削り、キングピンを一杯に締めた状態で適切なスプリングテンションとなるようにしてあります。このウルトラ・フロント・ピポッドボール ですが、寒い時期は上の凸部分が欠けやすいので、欠けた物は左右同じ長さにカットしてシムで調整すれば再利用可能ですし長く使えるのでお勧めです。
あと、キングピン固定用の真鍮製イモネジはバカになりやすく、その対策としてこれを4-40 x 3/16サイズのアルミ皿ビスを使ってます。これによりキングピンを確実にホールドでき、フロントアクスルとステアリングブロックのはめ込みガタも同時に規制できお勧めです。(アルミビスですから定期的な交換は必要です)

このクルマの特徴でもあるプロ・ストラット・フロントエンドは初期の頃と比べると耐久性は大幅にアップしました。これはCRC社が私たちの要望やユーザーの声から改良を重ねた結果です。ただ、ロアアームなどの強度が上がったため、クラッシュでキングピンに負担がかかるようになり、曲ったり折れたりします。このキングピンに関しては現在CRC社に強度アップを要望中です。
【リヤセクション】

ここでノーマルとの大きな違いはセンターボールシートをよりロールセンターが低くなるデルリン製ワンピース・ボールシート に交換してある事です。これはテストした結果、ハイグリップ路面でハイサイド防止効果とクルマの動きが素直になったので使ってます。

このワンピース・ボールシートはノーマルより約1.8㎜ロールセンターが低くなっておりそれに伴ない、サイドリンクボールも下げないとリンクが突っ張ってしまいスムーズに動きません。しかし市販されているボールでは適当な物がなく色々と試しましたが現状ではノーマルのローハイトHEXボールの下面を削り対応してます。あとはオプションのオープンXポッドコンバージョンキット を使いブラシレスモーター搭載とコードの取り回しを楽にしてます。コードはフレックス・ケーブルです。このコードはとても軟らかくそれでいて張りもありお勧めです。

続いてデフ周りですが、ハブなどはリエモン製を使ってます。スパーはPrecision Racing System社のスタンダードスパーG3 セラミックボールを12個使用しブラシレスモーターのパワーと超ハイグリップ路面でも滑りのないデフにしてます。
ピニオンもPrecision Racing System社製です。このピニオンの精度は抜群ですのでお勧めですので是非使ってみて下さい!使えば良さは分かりますよ。デフルーブはNiftech社の注射器タイプではないデフルーブを使用しスラストベアリング仕様です。
センターショックは他社製品も色々と使ってみましたが、超ハイグリップではノーマルのDura-Shockがベストでした。

【メカレイアウト】
シルバーストーンサーキットは、今のところマイポンダー計測ではなくデカポン計測なので、大きなブラシレスESC搭載には苦労します。サーボはJR社製ですが、通常ですと右搭載になりますが、左搭載用にサーボマウント穴を開けなおすと同時に1.5㎜ほど前にしてます。これは、バッテリー前搭載可能にするための苦肉の策です。ESCは今のところLRP社のスフィア コンペティション デジタル2007editionを使いヒートシンク交換して熱対策してます。
画像のレシーバーの内側にあるキャパシターはレシーバー用でフタバR603FSとこのESCの組み合わせだと必需品です。(レシーバー供給電圧の関係でノーコンになります)
ESC用キャパシターはTEKIN製R1/FXパワー・キャパシターです。

この仕様で今月のナイトレースに参戦し、予選3位とまずまずの成績でした。決勝はトップ争いをしてましたが、他車との接触により飛んでしまいフェンスにヒットしリヤホイルが割れて7周でリタイヤでした(^^;クルマは抜群に調子良くて残念でしたが、次回頑張ります。
以上で今回のレポートは終わりですが、皆さんの参考になれば幸いです。
皆様、今年一年宜しくお願いします。。
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