Team CRC Japan2006レポート(14)




ワークス待遇の愛媛県かーと さんから2回目のレポートをいただきました。
Team CRC Japan2006 かーとレポート2 [カーペットナイフ] Team CRC Japan 2006ワークス待遇の『かーと』です。
今回は、3月19、20、21日の3日間で行ったSONICでの基本セット出しに
ついてレポートします。
前週は初のトゥエルブと言うことで慣れるのを目標に走行し、1周のベストラップで
9秒320と言う結果でした。今回は一発タイムの出るセットを求めて色々変更を
行ってみます。
まず、シェイクダウンの時は非常にニュートラルで丸く旋回してくれたカーペット
ナイフですが、若干初期反応がまったりする感じを受けました。リアはしっかり
グリップしているようなので、いきなりフロントからセット変更です。
良くみるとフロントにリバウンドがあるようなのでキングピンのシムを1枚追加し
ほぼリバウンド0の状態にもっていきました。
また剛性をあげるために、オプションの[CRC4287]アルミ製フロントエンドブレースを
装着しました。
これだけで非常に初期反応がよくなり、自分のステアに素直に反応するようになり
ました。
ただこの変更でリアの不安定さが目立つようになりました。
加速時にリアが振られるのと、リアのロールが多く切り替えしでお釣りがきています。
そこで、フリクションチューブのグリースをハードから[CRC4214]スーパーハードに
変更しロールスピードを押さえるようにしました。
さらにサイドスプリング調整用ツイークも締め込み過ぎのようで、スプリング
テンションが強く、これがお釣りの原因になっていたようです。
ここを全備状態でスプリングがボールに軽く触れる程度に調整しました。
これで低速コーナーでの安定感を取り戻しました。
ただ高速コーナーでは、まだリアのロール量が多いようでトラクションをかけて
曲がるとアンダーでアクセルを抜いた瞬間にオーバーがでます。そこで、はじめ
から入れていたオプションのローロールセンターをやめ、ノーマルのロールセンターに
変更しました。この変更は成功で、リアのロール剛性が上がり、高速コーナーでも安定
さらには切り替えしのスピードも上がりました。
ハイグリップで非常にコース幅の狭いコースでは、ノーマルのロールセンターも選択肢
としてあるのではないか思います。
あとは前後のロールバランスが違うようなので、サイドスプリングをレッドにして
さらに転がり具合の調整でフロントタイヤをヨコモLラバーミディアムからJACO
パープルに変更して、21日の夕方には、9秒フラットまでタイムアップできました。
同日走行していた他のトゥエルブとくらべても、コンマ1からコンマ2秒以上はやい
タイムなので、非常に満足いく結果が出せました。これで一発のタイムがでるセットが
ある程度でたので、今後は8分を走りきれる車へセット変更を続けていきます。
今回のセットは以下のとおりです。
フロント
・フロントタイヤ:JACO パープル 43mm
・フロントスプリング:[CRC1395] 0.018″ (0.5mm)
・キングピンシム:アッパーアームの上3枚、下2枚 リバウンド0mm
・キャスターブロック:10度
・キャンバー:-1.5度
・車高:2mm
・グリップ剤:カーペットジャック 1/4内側に塗布
・他:[CRC4287]アルミ製フロントエンドブレース
  :[CRC4015]アルミ製サーボマウント
中央
・車高:2mm
・センターショック:CRC Dura-Shock、オイル アソシ40wt、 スプリング レッド
・スプリングのプリロード:全備状態でシャーシとロアボットが水平になるように調整。
リア
・リアタイヤ:JACO ピンク 43.5mm
・ダンパーチューブ:[CRC4212]ブルー塗布
・ロールセンター:ノーマル
・車高:2mm
・グリップ剤:カーペットジャック 全面の塗布
・サイドスプリング:レッド
・ボディ:パーマ スピード8ライトウェイト
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