Team CRC Japan2006レポート(21)




サポートメンバーの神奈川県raziさんより6回目のレポートをいただきました。
Team CRC Japan 2006 レポート6
Team CRC Japan 2006サポート待遇のraziです。
今月(5月)のレポートは20日に三郷市のNRCで走行した時の内容です。今月は諸般の事情?に
より1/12の走行は20日の1回しか出来ない見込みです(T_T)
今回のテーマは4回目のレポートに引き続き「Tバー」です。
走行開始時の具体的なセットは下記のとおりです。
使用車種 T-Fource Team Red Edition(シャーシはソフトタイプのCRC1354に変更)
フロントまわり
・タイヤ:Lラバーファーム41mm Y社黒ホイール
・スプリング:CRC .020(約0.5mm)
・キャンバー:-1度
・可変キャスター:-10度
・キャスター:中間(アームの前後にシム)
・キングピンシム:アッパー上 厚3
         アッパー下 厚2
         スプリング下 薄1
・トー:アウト 0.3mm
・ロアアーム下スペーサー:約1.6mm(キット付属品)
・地上高:約2.5mm(シャーシ前端)
・グリップ剤:黒缶 10分 内側2/3程度
・その他:ステアリングブロックはCRC4277B使用
     キャスターブロックはCRC4266使用
     サーボセイバーブレースCRC4088使用
     ロアアームはI社.060ロアードを使用
     ブレースはL4用を使用
     キングピンはY社製を使用
     ダイレクトポンダー固定位置に赤外線使用の計測用発信機を搭載
センターまわり
・Tバー:kimihiko-yano.net試作1.6mm ツイークスクリュー仕様 2点留め
・センターショック:CRC DURAショック オイルA社#30
・スプリング:CRCゴールド(キット標準)
・バッテリー搭載位置:出来る限り後ろ
・ダンパーチューブ:CRC4212(白キャップ)使用
・ドループ:-1mm(ロアブレース後端で測定)
・地上高:約2.5mm(バッテリー横)
・その他:ボールシートはCRC4278使用
     Tバーブレース、スタンドオフはA社使用
リアまわり
・タイヤ:アクア46mm Y社黒ホイール
・ギヤ:24/94
・デフ:CRCラージデフ ボールはkimihiko-yano.net販売のセラミック
・グリップ剤:黒缶 10分 全面
・ハイトアダプター:I社0.5mmダウン
・地上高:約2.5mm(ロアブレース後端)
ボディ:スピード12 スポイラー無し
モーター:L社ブラシレス(3スター)
バッテリー:X4200(ノンマッチド)
受信機用電池とレギュレーターはkimihiko-yano.net販売のVXR Racing製
ボールベアリングはすべてkimihiko-yano.net販売の物
基本的には4回目のレポートのセットをほぼ同じですが、センターまわりのデータに「ドループ」
を追加しました。ここでのドループとは、センターショックが一番伸びた状態でロアブレースが
シャーシよりどのくらい下がるかを表しています。-1mmはシャーシ下面よりロアブレース後端が
1mm低い位置となります。
センターショックに使用しているボールキャップはキット標準では前後ともにロングタイプ(CRC
1232)ですが、これだとドループが-3mm以上になります。CRCのワークス車両の写真をみるとボー
ルキャップを短いものに変更しているようなので、前側をタイロッドに使用しているCRC1231に変
更してドループを減らしました。ただし前後ともいっぱいまでねじ込むと短すぎる可能性があるの
でので注意してください。
NRCはARCを設置してありますが、今回は赤外線使用の計測器を使用しました。
早速1パック目の走行です。前回伺ったときからサーキットのレイアウトが変更になっていました。
また左周りになってました。前回より高速型のレイアウトです。指数は前回よりも上げることが可
能かと思いましたが、セット変更による変化を確認するのが目的なのでそのままです。
このレイアウトは私にとって初めてだったので様子を見ながらの走行です。
ベストタイムは12秒61、36周8分5秒でした。
コーナー進入時に動きはマイルドと言うか反応が遅く感じました。ロールが多いようで高速コーナ
ー後半のアンダーステアも多めです。反応が遅いのはドループを減らしたのも影響しているのか?
コーナー進入時の動きが扱いやすくなったとも感じました。
TバーをA社1.9mmに変更しての2パック目です。
高速コーナーのアンダーステアが減ってます。コーナー進入時の反応は一番速度が落ちるコーナー
以外は良くなってます。
ベストタイムは12秒36、38周8分8秒でした。
A社1.9mmのTバーを使用したのは初めてでした。こんな硬いTバーはどこで使うのか??と考えてい
ましたが、条件があえば使えるとわかりました(^_^;)
3回目の走行はkimihiko-yano.net試作1.8mmTバーを試しました。
高速コーナーの後半のアンダーステアは1パック目ほどではないですが増えてます。
コーナー進入時の反応は、ある程度遅い速度のコーナーではよくなりました。進入速度が上がって
くると初期反応の後で一瞬遅れて曲がりこむ時があります。
ベストタイムは12秒44、38周8分4秒でした。
車の動きは3パック目が好みに一番近かったからなのか、ベストタイムは落ちましたがアベレージは
上がってます。
今回のコースでさらにタイムを上げるには、2回目か3回目のTバーを使用し、さらに他の箇所を変
更してさらに調整すればよいかと思います。
T-Fourceでの走行は時間の都合により3パックで終了しました。
2回のNRCでのテストを通じて、T-FourceはTバーの選択がセットアップの大きなポイントと改めて実
感しました。コースレイアウトとグリップにあわせた選択が重要と感じました。
最後にカーペットナイフで1パック走行しました。前回NRCでシェイクダウンしたのですが、早速?
ABPシャーシに変更したので、ABPシャーシでの初走行を行ないました。
セットアップするまでに至らなかったのでセット情報は今回も省略しますが、ノーマルシャーシとは
若干違う動きをしました。バッテリーは前側に搭載したので違いがはっきりしたと思いますが車の中
心を軸にして曲がる感じがしました。
今後は時間があればカーペットナイフのセットアップも行ないたいと考えています。
簡単な内容でしたが今回のレポートは以上です。
6月はクレストへ練習走行に伺えるようにしたいと思います。ではまた。
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