Team CRC Japan2018レポート(15)




チームの総監督ヤッキー選手より4月のレポートが届きました


皆さんこんにちはTeam CRC Japan総監督?のヤッキーです。

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今回は2月レポートの続きとなる好調をキープするポイント「センターセクション編」をレポートします

まず、前回のフロントセクション編で書き忘れた点を1つ。皆さん意外と気にしてないのがフロントベアリングです。リヤアクスルベアリングはゴロゴロになると交換しているでしょうがフロントはそんなに痛まないので、いつまでも使い続けてしまいがちです。これが良くなく曲がらないとか、コケるとか言う前にベアリングを交換して見て下さい。無負荷状態で良く回っても、負荷が掛かると回りが悪くなる場合が殆どなので、今一走らないな~っと思ったらケチらず交換しましょう!これかなり重要ですよ!!

そこでお勧めなのが

AXONのX10 BALL BEARING 5/16-1/8 Flanged

コアベアリングオイル MV (ミディアム)

です。負荷が掛かってもスムーズに回り、オイルを注すことで性能が持続します

 

さてセンターセクション編に移ります。ここでのポイントはセンターショックの組み立て方と加工なんですがまず、ピストンをライナーから切り離したあと、紙ヤスリなどでバリを完璧に落とし、ピストンの引っ掛かりをなくします

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上の写真の赤丸で囲まれたパーツはショックシャフトリテーナなんですが、これを紙やすりなので下の写真の厚さまで削ります(左加工前、右加工後 そんなにシビアにやらなくてOK)

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これをやることにより、リテーナキャップを締めても中のOリンクが潰されなくなり、フリクションが減りスムーズなダンパーになります。あとはOリングにAXONのコアショックグリスを馴染ませ組み立てます。これをやるとやらないでは全然違うので是非やって見て下さい

 

次はセッティングの一つとして、写真のようにダンパーキャップに穴を開けダイヤフラムの圧力を大気開放にし、反発をなくすことで路面からのショック吸収性を良くします

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これをやると、リヤのグリップ感が上がり安定した走りができます。カーペット路面ならこの仕様がお勧めなのです。簡単な加工なのでやって見て下さい。穴は1~1.5mmでOKです。

CRCユーザーの方でもビックボアタイプのダンパーに変えてる方を見掛けますが、ノーマルのスモールボアタイプはピストンの動き出しが良く曲がりも良いですから今一度テストしてみると、良さが分かりますよ。

ダンパーオイルは#30を基本にグリップしなかったら硬く、もっとクルマを動かしたかったら軟らかくです。ショックスプリングはCRCグリーンが基本です

ダンパーポジションは写真の位置が基本と考えて下さい

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私はサイドリンクがノーマルだとこの位置でXRAYなどロングリンク使う場合は前側を一つ前に変更してます。ダンパーの延長は[CRC3296] Encoreショック用シャフトエクステンダーを使いボールエンドの長さで調整します

ダンパーについては以上ですが、バッテリーポジションを後ろにしてある方を見掛けますが、このクルマは前が基本です。前後バランス他、前を前提に設計してあるのでこの位置でセットアップを進めていくのがトータルバランスが良くなります

 

あと、フリクションチューブのボールエンドのガタはほんの少しでも出てたらダメなんで、もしガタがあるようなら、新品に交換するか瞬間接薬剤を使いガタをなくして下さい

同じくセンターピポットボールのガタもあまりあるとボトムプレートがシャーシより高い位置になり(シャーシと段差がある)ロールポイントがズレてしまい走らなくなります。ある程度はビスで調整可能ですので、渋くならない程度にガタをとって下さい。その際、シャーシと段差があるようでしたら、ボトムプレートとセンターボールの間に薄いシムを噛ませシャーシと面一に調整しますが、シムは0.2mm位までを上限としてください、それ以上はロールポイントが変わってしまうのでその場合にはボールシートを新品に交換して下さい

あと小ネタとして、写真のようにトッププレートを止めるビスの間に0.5mmアルミシムを噛ませると緩まなくなります。2点止めでリヤセクションが走行中に捻じれるのでどうしても緩みやすいですが、これをやると緩むことはないです

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それと、ボールシートのズレ止めに写真のように後ろから2mmのビスで抑えてやると、クラッシュしてもズレにくいです

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そんなに難しくない加工ですが、加工に自信のある方はやって見て下さい。

最後に今回のお勧めパーツです。

Team CRCケーブル(16G ブラック60cm)

このコードはストッククラスに最適な16Gなのですが細くて軽量尚且つ低抵抗なのがお勧めです。特にモーターコードは高い位置に配線されるため、この軽量が低重心に効果あるのと、細いですから取り回しも楽になります。それと、お値段も手ごろなのがまた良いです。

 

以上で今回のレポートは終わりです。

次回はリヤセクション編で今巷で流行っているリジットアクスルについてレポートします。

お読み頂きありがとうございました。

では、またです。


 

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