2007年のサポートドライバー 愛知県Hawk さんから１回目のレポートをいただきました。
レポートの他 Hawkさんからは製品の改善案も頂きましたので内容をまとめてユーザーの
声としてCRC社に報告しようと思います。
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CRC Japan 2007 サポート待遇を受けさせていただく事になりました愛知県のHawkです。
少しでも皆様の参考になる様なレポートを心がけて参りますので、
今年一年よろしくお願いします。
ホームコースは愛知県岡崎市にあるシルバーストーンです。
ここは中京地区予選も行われる所で、1/12のエキスパートが集います。
レース時にはグリップが異常なまでに上がり、
インリフトは愚か、ひっくり返るなんて事も、ごく当たり前に起こる程です。
ボクのラジコンライフは去年の夏に15年程ぶりに復活しまして、
丁度今主流のTバー形式の、アソシ 12Lが発売された頃に止めてしまったので、
浦島太郎状態で今時を知るにはちょっと大変でしたが、
友達と色々調べて、何とかレースに参戦するまでになりました。
現状の愛機はT-FOURCEですが、復活の際はアソシ12L3Yを購入し、
ユニ・チューン・サスペンションキット等、CRC製品を使ってチューニングを進めた結果、
気がついたらまんまT-FOURCEになっていたと云うのが正直な所です。
それだけ、CRC社の製品の素晴らしさに魅了されてしまった訳ですね。
さて、今回はT-FOURCEを使い始めてすぐに困った事と、その対策についてレポートさせて頂きます。
【困った事】
1.サイドスプリング下のピポッドボールがすぐに緩む
2.T-FOURCE用クロスブレースがサイドクラッシュに弱い
【状況】
1.ピポッドボールはロアプレート下からのネジで固定しますが、
ツルツル滑って掴みどころがなく、シッカリとネジを締め切れないので、
走行中に緩みがちです。
当然ですが、緩むとまともに走れません。
2.クロスブレースは細長く、ボディの内側1cm程度まで出っぱっているので、
サイドクラッシュするとすぐにクロスブレースにヒットし、
サイドダンパーが外れたり、先端が潰れてピロボールが外れたり、
中心からサイドスプリング部にかけての細い部分がすぐに折れます。
【対策】
1.ピボットボール上部をリュータで削り、「割り」を入れた状態に加工します。
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これにより、マイナスドライバーで固定できるので、
かなりカッチリネジが締められる様になりましたが、やはり底面積が少なく、
ツルツルなので、緩んでしまう事があります。
よって、ピボットボールの代わりに、kimihiko-yano.net製品の
[kyb-050] 4-40 1/4ロックナット（レッド）を代用しました。
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2.クロスブレースの両端を（10mmづつカット）ショート化し、
ジェネレーションＸ用のショートダンパー
[CRC3269] カーペットナイフ・ジェネレーションＸ用ダンパーチューブ（Gen-X）
に変更しました。
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先端潰れによるピロボール外れやサイドダンパ外れは無くなったが、
細い部分の折れは発生してしまいます。
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細い部分を2mm太くしたタイプを厚さが同じカーボンで製作しましたが、
やはり同じ部分で折れてしまいます。
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そこで、クラッシュ時の破損に至る状況を考察してみた所、
スタンドオフを固定しているネジの強度不足が招く現象と推察しました。
またスタンドオフが細い事も一因していると推察しました。
よって、スタンドオフは固定部分の面積が広いタイプに変更し、
ネジはアルミからチタンにしました。
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【考察の詳細】
クロスブレースが折れる問題は、サイドからクラッシュした場合、
1.クロスブレースに接触
↓
2.スタンドオフを固定しているネジに力が加わる
（スタンドオフの固定部分が細い場合、力が分散されず集中してしまうので、
ネジにクラッシュの衝撃がほぼダイレクトに加わる）
↓
3.ネジが折れると次はクロスブレースの細い部分に力が加わる
クロスブレースは中心部分がネジで固定されている為、
力の加わる先端が支点となり、中間の細い部分が折れてしまう
1.2共に、最終的な対策後は十分実用に耐えております。
これで、リアサス周りの、マイナートラブル対策とサイドクラッシュによる
破損の防止が実施できました。
【重量】
変更前パーツ総重量 14g
変更後パーツ総重量 12g
今回はT-FOURCEのみの内容でしたが、カーペットナイフを所有する友達と一緒に
活動しておりますので、今後はカーペットナイフに関してもレポートしていきたいと思います。
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Team CRC Japan2007レポート（１）
