Team CRC Japanレポート(10)




2005年ワークス待遇 三重県・「幹部」さんによるレポート(カーペットナイフV3.2R)
こんばんは幹部です。
4月8日金曜夜と9日土曜日にTRSサーキットに行き10日のレースに備えて練習してきました。
今回はリア・ロールダンパーの作動角変更によるセット出しとフロント周りのセッティングをおこないました。両日共グリップが高くエンジンカーがハイサイドするくらいでした。
まずピッチングダンパーをCRCのDura-Shockに交換。非常に組みやすくガタ無しでスムーズでかなりお勧めできます。前回のセット同様アソシ60にレッドスプリングを装着。
ロールダンパーについては標準位置でミディアム・グリスで数周走り、その後作動角変更したところ若干効きが強くなった(固くなった)フィーリング。路面が上がるたびオイル変更と作動角変更を繰り返しセットの仕方を模索しました。オイル変更との間のセッティングとして良いようです。高さ変更はおこなわず標準位置との(上から見た)角度変更のみです。穴位置はアッパーブレースの標準位置より5mm後に穴を開けました。これ以上後だとモーターなどとの接触が考えられます。なぜだかわかりませんが後方にした方がリアグリップが上がる気がします。今後もテストして行きたいと思います。
フロント廻りはまずタワーバーなし リエモンタワーバー L4タワーバーを付け替えながら同時にフロントスプリングも変更 4.5mm~5mm~5.5mm~ゼノン5.25mmなどを試し、14秒を切れる路面になったときL4タワーバーにゼノン5.25mmがバランスが良いようです。
あと 前後車高による車の動きの違いも色々試しました。まずフロント車高を3mm、リア車高を3.5mmにしてシャーシサイド高を3mm、3.5mmを試してみました。
サイド高を3mmにした時はコーナー入り口はまずまずで出口ではオーバーステア気味でした。
3.5mmにした時はコーナー入り口はザクリ気味で後半は良い感じでした。次にフロント車高はそのまま3mmでリア車高2.5mm サイド高さを2.5mmと3mmをテストしました。サイド高が2.5mmの時はコーナー入り口がアンダーで後半ではシャーシが路面に接触するみたいでうまく走れません。3mmではコーナー入り口から出口まで良いフィーリングでした。
CKの場合は前後車高とサイド車高がかなり大事なセッティングポイントだと思います。横から見て ”への字” の時は走れますが ”逆への字” になるとすごく走りにくいです。
前後水平かリア車高が若干低い=シャーシ水平のリア低めのへの字が良いように思います。
フロントはCRC4262 フロントライドハイト・スペーサ リアはIRSのハイドアダプターで細かくセットしてます。
10日のTRS第2戦ですが予選6位でなんとかAメインに残れました。今回も天気が昼過ぎから怪しくなり予選を2回に減らし昼食後決勝になりました。予選では2人のエキスパートの方に水を空けられてしまいましたが、3位から10位までが数秒の差であまり差が無く後一回予選がしたかったです。
決勝はスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれロールダンパーが外れてしまいコーナーの度 片輪浮いたままでだましだまし完走させただけになり残念な結果になりました。次回にネガつぶしをして頑張りたいです。また一緒にレースに参加した友人達もCKとT-FOURCEの2台ともAメインに残れて良かったです。こちらではCRCシャーシがぼちぼち増殖中です。
レースの最終セット
シャーシ カーペットナイフ2.1mm
ロールセンター ローマウント
Fタイヤ JACO ダブルピンク41.5mm 5割塗り
リアタイヤ カワダLラバースーパーハード 43mm
Fスプリング ゼノン0.525mm
ピッチングスプリング レッド オイルアソシ60
サイドスプリング パープル テンション2mm
ロールダンパーオイル CRCスーパーハード
車高 フロント3mm サイド3mm リア2.8mm
ボディ クラージュC-60 EVO3